良本にめぐり合いました。


「生物と無生物のあいだ」(福岡伸一 講談社現代新書)


50万部を超える販売部数ですので、もうすでにお読みかもしれません。



分子生物学という難しそうな研究をされていて、

書籍に出てくる言葉は

DNA、たんぱく質、ヌクレオチド、エントロピー、GP2、プリオンなど

難解に思えます。



ところが、この本の趣旨は分子生物学を解説することではないのです。


生物学の研究の話は、疑惑の真相を追究するドラマのように展開され、

研究者の苦悩や愛憎が描かれています。


そして何より、

この本の主題「生命とは何か」の問いから得られる最後の言葉が心に落ちます。



ミクロの世界を探求しているうちに、

地球規模のマクロの世界にいきなり放り込まれ、

真実が光って見える気がします。



全体を通しても、美しい日本語で、

文学としても高いレベルにあるのではないでしょうか。



ぜひ、一度お読みください。

http://ecokentei.green-nippon.com/


国土交通省が輸送機関別の二酸化炭素排出原単位を出しています。

1人を1キロメートル運ぶのに排出する二酸化炭素は、次のようになっています。

タクシー
389g-CO2|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
自家用乗用車173g-CO2|||||||||||||||||
航空機111g-CO2|||||||||||
バス51g-CO2|||||
鉄道19g-CO2||

タクシーは乗せる人数が少ないために、もっともエネルギーを浪費
していることになります。

一方鉄道は1回の移動に載せる人数が多いために、エネルギー効率
のいい移動方法であるということになるのです。


先ほどのデータは旅客データですが、貨物に関しても同様の結果が得られていま
す。

こちらは1トンの荷物を1キロメートル運ぶのに排出する二酸化炭素量です。

営業用貨物車153g-CO2
船舶38g-CO2
鉄道21g-CO2

荷物を運ぶ方法といって私たちがすぐに思いつくものはなんでしょう?


一番目に付くこともあるのでしょうが、やはりトラックです。

営業のやりやすさ、配送時間の融通、トラックでも2日もあれば北海道から鹿児島
までいけるくらいの狭い国土などが、その原因でしょうが、エネルギーの消費の多
い方法が主流になってしまっています。

そこで、できる限りトラックをつかわずに鉄道や船舶を使うように移動方法を転換
する試み(モーダルシフト)が行われるようになっています。

残念ながら、旅客では、シフトするアイデアはあっても、その選択は個人にゆだね
られているのです。

http://www.oasis-water.net/