映画「The 11th Hour」は、環境保護運動でも有名な俳優のレオナルド・ディカプリ
オが監修・製作・出演し、
世界の著名なエコロジストや科学者とともに、地球環境の危機を訴えた映画です。
90分の映画なのに、54人もの人が話していきますので、非常に濃密です。
逆に濃密過ぎて、内容を咀嚼(そしゃく)できず、もう一度DVDで観たいと思ったの
ですが。。
実はこの映画には裏話があります。
環境問題を題材にした映画をレオナルドディカプリオは作りたいとずっと思ってい
たそうですが、
配給会社や制作会社が振り向いてくれなかったのです。
そこで、彼は他の映画に自由に出ていいから、
代わりにこの映画を作らせてほしいと頼み込み、
映画の製作が実現したそうです。
つまり彼の魂が込められています。
レオナルド・ディカプリオは、それまで高級リムジンで乗りつけるのがステータス
であったアカデミー賞に、
トヨタのハイブリッドカープリウスで乗りつけ、
ハリウッドのセレブに一石を投じたことでも知られます。
環境活動への傾倒は、彼のWEBサイトにも現れています。
WEBサイトのタイトルが半分に区切られていて、
左半分が俳優としての活動、そしてもう半分は環境への活動を表しています。
一度見てください。
http://www.leonardodicaprio.com/
この映画では、多くの活動家のメッセージが集められているのですが、
心にくる言葉や、考えさせる言葉が多く、また、日本ではあまり知られていない方
も多く登場します。
心に響いた活動家がどういう活動をしているのか、
どんな著作があるのかなど、深く掘り下げると、
もっと勉強になり、励みになります。
一度ご覧下さい。
http://ecokentei.green-nippon.com/
アル・ゴア氏の「不都合な真実」という映画についてお話したいと思います。
2007年1月この映画が日本で放映され、多くの人々に環境問題を考えるきっかけを与
えました。
この映画では数多くの科学者から出されたデータが引用されており、そのデータ
に、政治家ならではの惹きつける話術とCGや動画などを加えて、非常にわかりやす
く温暖化問題が解説されます。
最近放映されているニュースやTV番組では、簡潔にまとめられすぎてわかりにくい
部分もありますが、この映画は時間をたっぷりかけて教えてくれます。
映画というよりセミナーですね。
数字や図表、動画などを駆使したプレゼンテーションは非常にわかりやすく、千回
以上も世界中で講演して練りに練り上げられただけのことはあります。
ゴア氏は環境問題を感情面からも揺り動かします。
私が忘れられないゴア氏の言葉は「これはモラルの問題だ」という言葉です。何度
か出てきます。
左脳で考えると、ここはややこしくなります。
実はこの映画DVDを全国の学校に導入して広めようとした英国で、この映画は政治的
であり、科学的誤りがあると判断され、指導要綱付で配布されるということになり
ました。
この映画を政治的な題材としてしまうと本質が見えなくなります。
本質は、次のような感じです。
私たち人類は、このたった数十年で、人口を3倍にまで増やし、資源を採掘しす
ぎ、消費しすぎ、廃棄しすぎてしまった。
さらにこれから、人口は1.5倍になり、先進国だけで占有してきた資源をアジアの大
国が使い始め、当然のように先進国をまねて大量に消費し、廃棄しようとしてい
る。
このために地球は、あなたの50年後、あなたの子供や孫が生活する未来には、あな
たの子供や孫を含む動植物が住みにくい環境に変化するでしょう。
さあ、あなたならどうしますか?
子供たちが将来も生きられるようにするためには、あなたの今の便利な暮らしを変
えなければならないのです。
これは「不都合な真実」です。
この真実を受け止め、消費や廃棄の多い生活を変えても、さらに豊かな生活を創造
するか、あるいは、「真実」を不都合と切り捨てて、将来を捨てるかというモラル
の問題なのです。
ほとんどの映画はエンドロールが出ると、帰り始める人がでますが、この映画はエ
ンドロールで帰る人はいません。
エンドロールに、最後に背中を押す具体策が出てくるからです。
(I needwake up, I need change ・・・というBGMとともに)
私は体が震え、行動を始めました。http://www.oasis-water.net/