インターネットとは小さなネットワーク同士が、標準化された仕様をもとにつなが
りあうことで、大きなネットワークを作り出しています。

 私たち利用者は、小さなネットワークへの接続料金を支払うだけで、世界中の多
くのネットワークのサーバーにアクセスすることができます。

 小さなネットワークが数多く連結している分散型ネットワークは柔軟性が高
く、コストも安く済ませられることができるのです。


 同じように、小さな発電所と配電網に地域の利用者を組み合わせたネットワーク
をつなげていくのが、分散型電力網といえます。

 この分散型電力網に、IT技術を組み合わせたものがスマートグリッドと呼ばれ
ています。



 ○ 分散型電力網のメリット
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 分散型にすることでどういうメリットがあるのでしょうか?
 7つにまとめます。

 1)エネルギー源の多様性

 2)建設コストが小さい

3)ランニングコストが小さい

 4)柔軟性が高い

5)熱の有効活用ができる

6)需要のリアルタイムの把握

 7)環境への配慮



 1)エネルギー源の多様性
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 分散電力網では、小さな発電所を組み合わせることができます。

 地域にあわせて、火力や原子力だけでなく、水力や太陽光、太陽熱、地熱、風力
などの発電所を組み合わせることができますので、エネルギー源の多様性が増しま
す。

 さらに、近年開発が盛んな蓄電設備も小規模なものを組み合わせることで、個々
の発電所の出力変動を安定化させることができます。

 自然エネルギー発電は信頼性の面で不安が残っているということが言われていま
すが、現在の原子力発電の信頼性の低さと比べたらそれほど差異はないのではない
でしょうか?



 2)建設コストが小さい
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 小さな発電所は建設コストが小さくて済みます。

 建設コストが小さくて済むということは、大規模事業者でなくても参入すること
が可能です。

 大規模な発電プラントを建設するには、機械や建設部材の調達が複雑になり、設
計や建設管理に大きな費用がかかります。

 建設コストが大きいと万一のための保険も膨大になります。

 小さな発電所はリスクが小さく、建設管理コストも保険も小さくできます。

 原子力発電のような非常に高リスクの発電所の建設となるとさまざまな形で巨額
の費用が動きます。

 原発では企業が負担する建設費用のほかに、さまざまな形で国費が使われてお
り、その隠された費用も含めれば、自然エネルギーの方がよほどコストが小さく済
むのではないかともいわれています。



3)ランニングコストが小さい
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 大規模な発電所では一度建設してしまえば、大電力を安価に作れるために、ラン
ニングコストが安くなるというメリットがあります。

 しかし、もし障害が一度でも発生するとそのコスト損失は大きなものになり、そ
の損失がランニングコストに跳ね返ります。

 また小さな発電所で構築される分散電力網では、管理に必要なコストは小さ
く、配送コストも小さく、さらに、メンテナンスで必要となる機器のコストも人件
費も小さく済みます。

 また分散電力網では、発電量や増減、原料やランニングコストの変動に応じ
て、発電所の出力調整を細やかにすることで、価格変動を抑えることもできるよう
になります。


 4)柔軟性が高い
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 大規模発電所は建設にも長い期間がかかります。計画から建設・サービスインま
での期間の間に需要が大幅に増えたり、減ったとしても、変化に対応することはで
きません。

 また、もし大規模発電所に障害が発生したら、失った発電量を支えるだけの代替
発電所が必要になります。

 柏崎刈羽原発の停止が顕著な例です。原発が停止したために旧来の火力発電所を
フル出力にしないと間に合わないのです。

 一方、分散電力網における小さな発電所は、建設期間が短く、建設期間中に需要
が大幅に増減しても、迅速・柔軟に発電所の数を増減させることができます。

 もし、発電所の一つが故障したとしても、代替するのに時間がかかりません。

 小さな発電所を組み合わせた、分散型のほうが柔軟性があり、機動力を発揮でき
ます。


5)熱の有効活用ができる
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 大規模発電所による集約型電力網では、発電所と消費地が離れているために、発
電で発生する大量の廃熱を有効活用することが
 できません。

 発電所からは電気のみが送られ、家庭や工場ではその電気からまた熱を作るとい
う非効率なやり方です。

 分散型電力網の場合には、発電所と消費地が近くに来る(場合によっては住宅内
で発電と消費を行う)ため、発電で発生した廃熱をそのまま熱として利用すること
ができるようになります。

 熱は熱のまま利用するのが最も効果的です。


6)需要のリアルタイムの把握
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 分散型電力網に必須となるのが、IT技術の活用です。

 各家庭にスマートメータと呼ばれる、モニター兼制御機器を設置し、ネットワー
クに組み込まれます。

 このことで、全家庭のリアルタイムの利用状況がわかるようになり、利用状況に
あわせて発電量や蓄電量を細かに制御します。

 家庭内でも消費電力の見える化ができるようになるため、消費電力の削減に役立
てられます。


 さらに、制御機能も持ち、遠隔から家電製品を停止させたり、電力網の負荷が高
まるときには、運転停止に影響のない家電製品だけ停止させるといったことも可能
となります。


 これが、スマートグリッド(賢い電力網)といわれるものです。


 7)環境への配慮
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 分散電力網では自然エネルギーの導入が進むことから、電力の環境負荷が低下
し、環境価値が生まれてきます。

 また、一般的に大規模発電所より小さな発電所のほうが、建設において森林や海
岸を破壊することも無く、環境破壊も小さいため環境に配慮しながら電力をつく
り、使うというエコライフには適しています。



http://ecokentei.green-nippon.com/


環境社会検定(通称 eco 検定)とは?
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 東京商工会議所が主催している「環境社会検定(eco検定)」という検定がありま
す。

 受かると就職によいとか、給料が上がるとか、そういう実用性は難しいです
が、平たく環境と社会の問題について学ぶことが
 できます。

 毎年7月と12月に開催され、今度の12月で5回目を迎えます。

 今までに5万人が受験し、およそ8割の方が合格されています。

 環境に関する知識を広く身につけることができること、友達に「私はエコピープ
ルよ!」と自慢できることがメリットですね!


 eco 検定の出題範囲は、公式テキストにある基本的な内容と環境・循環型白書
で、一部時事問題が含まれます。

 『次の選択肢の中から、間違っているものを選べ』

 『次の選択肢の中から、正しいものを選べ』

 という問題が多く、4-5の選択肢からひとつを選ぶマークシート方式です。


 意地悪いひねった問題はほとんど無いのですが、勉強しないと合格点は難しそう
です。

 それは、多くの言葉や年号を覚えなければならないからです。

 それが検定の狙いなのでしょうね。



 実際に過去の問題をひとつご紹介してみます。

 次の文章の[  ]の部分にあてはまる最も適切な語句を下記から選びなさい。

  大気の層のうち、最も下層にあり、空気が上昇して雲を
  作ったり、雨が降ったりと気象変化が起こる[ ア ]
  には、地球の大気の約75%と、水蒸気のほとんどが含
  まれている。
  その上には高さ約50kmまでの大気の安定した層があり、
  この[ イ ]という層に含まれる[ ウ ]が、生物
  に有害な[ エ ]の多くを吸収し、地表に届かないよ
  うにしている。しかし、大気中の[ オ ]が[ ウ ]
  を破壊してしまい、[ ウ ]の役割が損なわれるという
  問題が起こっている。

  ①中間圏 ②成層圏 ③熱圏 ④対流圏 ⑤オゾン層
  ⑥水蒸気 ⑦二酸化炭素(CO2) ⑧フロンガス ⑨赤外線
  ⑩紫外線


 正解は、最後にあります。

 どうですか?簡単でしたか?




 ぜひ、あなたもeco検定にチャレンジしてみませんか?

 受験方法などはこちらからアクセスしてください。
 http://www.eco4u.jp/url/ecokentei/





 ■検定問題の回答はこちらです
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ア-④、イ-②、ウ-⑤、エ-⑩、オ-⑧


http://www.oasis-water.net/