今回やって来ましたのは河鍋暁斎記念美術館。
河鍋暁斎記念美術館は西川口駅から歩いて15分ほどの住宅街の中に佇む美術館。
西川口駅の西口から駅前の大人のお店や、チャイナ感漂う怪しげなお店を横目に蕨方面に少し歩くといつしか閑静な住宅街に。
白を基調とした2棟の建物は美術館と言うよりも、アパートと家が連なっている様です↓
ところで、そもそも河鍋暁斎とは、幕末から明治時代にかけて江戸・東京で活躍した日本画家。
その活躍については美術館外の壁面プレートに書かれている通りなのですが↓
元々、河鍋暁斎は、娘で同じく日本画家の河鍋暁翠と共に現在の鶯谷駅の近くに住んでいたそうですが、暁翠の娘、吉(よし)の頃には赤羽へ居を移したんだそうです。
そしてさらに戦争による強制疎開の為、現在の埼玉の地へ。
そしてこの河鍋暁斎記念美術館は暁斎の画業を顕彰する為、1977年に河鍋家の自宅を改装して開館。
ちなみに館長は河鍋暁斎のひ孫にあたる河鍋楠美さん。
なるほど、だから江戸・東京で活躍した絵師なのに、埼玉に美術館があったんですね。
そして自宅がこんなにも大きいのは、元々こちらの建物は、眼科医院だったからなんだとか。
とは言え、それでも一般的な美術館よりはかなり小さめである為、一度に展示できる作品は40点程だそうで、
一、二ヵ月月ごとにテーマを変えて展示を行っているとのこと。
僕が訪れた際も、“「暁斎一門が描くもののけの世界」展”《会期2019/11/1-12/23》が開催されておりました。