ChimPom「グランドオープン」 ANOMALY(アノマリー) | あおきゅーのぶらぶらアートブログ。

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展覧会の感想、美術館を巡る旅について、アートを本音でゆる~く綴るブログ。

建築倉庫ミュージアムから歩いて10分程。
TERADA ART COMPLEXにやって来ました。

 

 
 
TERADA ART COMPLEXは倉庫業を生業とする寺田倉庫が運営するアート複合施設で
2016年にオープンした施設。
 

 
どうやらそこに先日から新しくANOMALYというギャラリーが誕生したとのことだったので、
ノコノコとやって来た訳ですが・・・
 
初めて来たんですけど、なんでしょうかね、このそのまんまの倉庫の搬入口感。
 
 
「そもそもここで合ってるのか・・・?」
と、若干不安を感じながらもエレベーターでギャラリーのある4階へ。

 

 
明らかに業務用エレベーターじゃないですか。
エレベーターのドアの開け閉めの時点でどうやるのか迷いましたよ。
 
そんなエレベーターに乗って4階に行くとちゃんとありました。

 

 
で、現在こちらのANOMALYで開催されているのが、
“Chim↑Pom「グランドオープン」”
《会期2018/11/22-2019/1/26》
 

 

ところでChim↑Pomってだぁれ?うーん

Chim↑Pom2005年に結成されたアーティスト集団。

 

Chim↑Pomの取り扱うテーマは社会におけるタブーや都市問題など。

それを作品に転化する為、時には物議を醸すことも多い。

 

2008年広島市現代美術館の展覧会に先立ち、広島の空に軽飛行機で「ピカ」という文字を描いたことが

大きな問題となり、結果展覧会は中止となった。

 

また2011年に発生した東日本大震災の際には、渋谷駅に設置されている岡本太郎の“明日の神話”に

原発事故を絵を想起させる絵を付け加えたことも大きな話題となった。

 

 

 

というChim↑Pomさんの展覧会がギャラリーのこけら落としとして開催されているのですが、

 

 
僕個人としましてはChim↑Pomの作品はあんまり得意ではないと言いますか・・・
 
まぁこの手の作品が大好きな人はそもそもあんまりいないでしょうけど、
その表現した作品としての結果が、そんなに見ていて心地よいタイプの物ではないですからね。

 

とは言え、一般社会に媚びない姿勢がこのアーティスト集団のスタイルの一つだと思いますし、
社会に対して問題提起をするという姿勢は素晴らしいことだと思いますしね。
 
てなわけで折角来たのでその作品を見ていくと、
 
 
ディズニーランドで汲んできたお水、《マジックキングダムウォーター》
なにやらエレクトリカルな光で彩られています。
 
 
 
こちらはAddidas主催のグループ展で発表された作品↓
 
 
ナイキが命名権を取得し有料公園化が企画された宮下公園がテーマの作品なんだとか。
こりゃまぁ、中々ROCKな作品ですねぇ。
 
 
 
続いてこちらの作品は《「グランドオープン」展完成予想図》
 
 
いやいや、今回の展示空間、全然こんなにPOPで楽し気な空間じゃないですからね↓
 
 
こちらは《Super Rat -Hollowed Out-》という作品↓
 
 
渋谷のネズミ問題をテーマにした作品。
 
ネズミのはく製をピカチュウ模様に染めたものが展示されているのですが、
この作品、近づいて見るの生理的にちょっと無理な作品でしたね。
 
地下鉄とかでたまに見かけるネズミもちょっと嫌なんですよねぇ。
 
ドラえもんがこの作品目撃してたら地球破壊爆弾をポケットから取り出しちゃいますよ。
 
 
ちなみに今回の展覧会の作品の展示配置は風水師さんがアドバイスされているそうで、
その様子を映像作品として見ることも出来たのですが、その結果がこれですからねぇ・・・↓
 

 

ちなみにART COMPLEXって言うくらいなので、他のフロアにも色んなギャラリーが入っているみたいですが、
ギャラリーって何でこんなに入りづらい雰囲気を醸し出すんでしょうね。
 
本来沢山の人に見てもらいたいはずの施設だと思うので、
もうちょっとウエルカムな雰囲気や案内を出してもらいたいものです。