あおきゅーのぶらぶらアートブログ。

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展覧会の感想、美術館を巡る旅について、アートを本音でゆる~く綴るブログ。

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最近自分のブログがすっかり停滞気味。

 

元々美術館や博物館の展覧会についてや、アートについてのことを中心に描いてきたブログなのですが、コロナの懸念もあり展覧会には現状全くもって足を運んでいない状況。

 

その為、ブログを書こうにも基本的に書くことが無いんですよ・・・

コロナ騒動が発生する前までは、毎週末の様に展覧会をハシゴしまくっていた僕が今何をしているかと言うと、“散歩”です。

 

 

 

もう家の近所を歩きに歩き回ってます。

 

特に明確な行き先も時間も目的も決めず、プラプラと出掛けてます。

周囲から見たら徘徊老人の行動と結構紙一重かもしれません。

 

 

「今日はそうだな、うん、北だな、北に行くか・・・」と、ざっくりと行く方角だけ決めて、あとは街並みを眺めながら歩いてます。

 

「こんなところにも小さな会社があるんだなぁ。ここはデイケアかぁ。はぇ~、あすこの家の庭、めっちゃ汚ねぇ・・・」

などと、とめどないことを考えながら歩いております。

 

誰もいない神社やお寺の境内でストレッチをしたり、疲れたら公園のベンチで休み、暑くなったらコンビニの中で涼み・・・

と、自由気ままなお散歩ライフを楽しんでおります。

 

 

 

 

と、お散歩中のある時、一つのあることに気がついたのです。

 

それは、

美術館や博物館で展示を見ている時の自分の中の幸福度と、散歩をしている際に街並みを見て感じる幸福度にさほど大きな違いがないのです。

 

唐突ですが僕はここ数年、自分が何かを行っている際、その時々の状況が自分にとって幸福かどうか、自分に問いかける様にしています。

そしてそれを10段階で数値化しています。

 

ものスッゴイ嬉しかったら10。

逆にとっても悲しかったりイライラしてたら0です。

(まぁ、現実問題としてこれが10や0の状況の時は感情が高まり過ぎて自分に幸福かどうかを問いかけることはすっかり忘れてしまうでしょうが、そこまで極端な状況に陥ることは最近はないですね。)

 

さて、この自分の中の幸福度の数値化を僕は“ハッピーゲージ”と名付けています。

謎のネーミングにより、急に怪しげな新興宗教のプログラムの様な雰囲気を醸し出してきましたが、まぁ自分一人で心の中でやっていることですから。

(※そのハッピーゲージの内容については次回のブログでもう少し詳しく書きます。)

 

 

 

さて、僕が何故、美術館や博物館に頻繁に足を運ぶかと言うと、単純に“楽しい”からです。

言い換えれば、ハッピーゲージの目盛りを意図的に高めているのです。

 

しかしながら、展覧会というものはそもそも、どちらかというと地味な娯楽だと思います。

例えばクラブでお酒を飲んで踊ってはっちゃけたり、ディズニーランドで友人や恋人と過ごす様な幸せハイパーMAX、“10”に近い状態にはなりにくい娯楽だと思っています。

 

展示の質や内容、混雑状況、その時の自分の体調などによっても異なりますが、展示室にいる際の僕のハッピーゲージの平均は大体そうですね、“7”くらい、真ん中よりややハッピーくらいです。

 

散歩中もまぁ大体そのくらいなんです。

 

「じゃあ、アンタはわざわざお金をかけて展覧会なんかに行かないで、一生近所を徘徊してなさい。」

そう言われちゃいそうですけど、ちょっと待ってください。

 

そもそも芸術鑑賞と言うのはものを見る目を養い、心に問いかけ、それを深く味わう娯楽だと思ってます。

 

僕はこれまで散々色んな展覧会に足を運んできたからこそ、見えている光景というのがあります。

誤解しないでいただきたいのは、「そんな俺は凄いんだぞ!!」ってことが言いたいのでは全くなくて、これまでに訪れた様々な展覧会のおかげで、楽しみが見いだせている部分が少なからずあるということです。

 

例えばなんですけど、この度のコロナ騒動により日本においても自宅でのリモートワークが広く一般化しましたよね。

でも、これってそれまで会社のオフィスにおいて先輩から仕事を教わり、しっかりとした仕事の下地があったからこそ出来た部分はありますよね。

仕事の内容が右も左も分からない状況で、いきなりリモートって言われてもみんな困惑するばかりだったはずです。

 

 

 

展覧会もそれと似たような点があって、ものを見ることの楽しみにも、下地ってあるんじゃないかなと、ふと思ったのです。

そうしたものをギュッと凝縮して鍛えることの出来る訓練場の様な面もあったりしないかなぁと。

 

つまり、展覧会ってやっぱり楽しいし大切だけど、これまでに何度も展覧会に足を運んでいる人なら、街並みを観察しているだけでもきっと色んな楽しみを見出せると思います。

現に色んな方のブログを見ていて、その着眼点から考察するに、良い目をもってらっしゃる方というのはやっぱりいるんですよね。