きょう朝、所用で長崎に向かうためJR長与駅に行ったところ、高齢の男性たち8人が駅前の「平和の碑」周辺の草刈りに精を出しておられました。長与に長く住まわれていた書家の故・大浦燈泉さんが「平和萬歳」と願いを込めて書かれた石碑です。

 高齢者の皆さんは長崎原爆被爆者の会長与支部の会員とのこと。当然、皆さん、77歳以上の高齢者です。聞くとボランティア活動らしく、熱暑の一日を予告するかのような日差しの中、竹箒や枝ばさみを使い、周りに繁茂した木の枝や丈の長い雑草や落ち葉などを集めておられました。

 長崎原爆の日の9日も間近。被爆地長与の数少ない被爆遺構のうち、被爆者が集められたJR道ノ尾駅も町による保存の具体化が進められています。遺構だけでなく、像や樹木など記念物は少なくありません。町民みんなで慰霊に訪れたいですね。

  写真は清掃作業のみなさん㊧と、きれいになった石碑㊦