朝起きると窓の外は銀世界。玄関に出て計ると積雪20センチはありそう。長崎ではまさに大雪と言っていい。
孫は早速、玄関先で雪だるま作りを楽しんでいる。
隣マンションの駐車場広場では、長いリードで主人の手に繋がれた犬が跳ね回る。
若い父母とその子たちとが久々の大雪に歓声の様子。私も思わず声を掛けた。
聞けば犬は2歳の柴犬と。
い~ぬは喜び庭駆け回る~の歌詞を絵に描いたような風景だ。
この童謡「雪やこんこん」は、降雪の状態と犬猫の様子は読み込まれているが、子どもの姿は歌い込まれていない。そう、童謡は子どもが歌う唄、子どもの気持ちになって、子どもの目で見た光景が歌われた詞なのだ、と気づいた。だから客観的に子どもに目を注ぐことも、子どもの遊びの様子を描くことしていない。子どもの一人称。歌うのは子供。父母祖父母らではない。だから童謡・唱歌なのだろう。滝廉太郎作曲で詞は東くめ、となっている。