長与町の令和2年第4回町議会(12月議会)定例会で1日、「同性パートナーシップ制度」導入を求める関連質問に対して町側が、町立長与第二中学校の制服について男子生徒のスカート着用を「不可能ではない」と認める答弁をしました。いわゆる「踏み込んだ答弁」ということでしょうか、質問した八木亮三議員は「少々驚きました」と言いながらも「でも他の自治体でも実行しているところがありますから」と話していました。長与町の未来を見据えた性的マイノリティ救済の一つとして画期的な取り組みと言えると思いますが、皆さんはどう思いますか。
議員は昨年の12月議会でもパートナーシップ制度導入を求める質問をしていたのですが、町側は「住民を交えた議論の上で方向性を出したい」と答弁。しかし今議会で議員は「協議や検討を行った形跡がない」などと追及。「若者が都市部へ転出していく要因になっている」と対策を迫ったのでした。
男子生徒の「スカート着用可能」について、性同一性障害に苦しむ小・中学生には選択の余地が与えられ、心の重しがとれるものと期待するのですが、先生や生徒たちの理解が当然必要でしょう。周囲の労りと思いやりがあってこその女子のスラックス・男子のスカート着用と思います。町民の皆さん、悩んでいる生徒たちを応援しましょう。