JR長与駅前役場案内
長崎県長与町の町民のみなさんは、もちろん「ミックン」を知っていますね。長与特産のミカンをモチーフにしたかわいい少年。長与町のキャラクターです。ミックンファミリーは今や町の看板や出版物には必ずと言っていいほど登場しています。葉っぱに乗ったデザインの像がJR長与駅前に立っています。
そのミックンが実は長与町の〝町民〟ではなく、町に雇われたいわば〝ふるさと大使〟のようです。〝所属事務所〟は制作会社ということです。
というのは、著作権が町にはなくて制作会社にあるとのこと。みなさん、知っていましたか。
第4回長与町議会定例会での町側の答弁です。
とすると、ミックンやファミリーの妹やじいじの衣装替えなど変身や使用場所の移動などは著作権を持つこの制作会社にお伺いを立てながら、また、この制作会社に発注して、ということになります。
議員の質問に、町の担当者は、「委託して出来たミックンではないので」と言い、制作事業者の「売り込みに応じたもの」だからなどと答弁。議員は「ミックンは町のもの。著作権を買い取って」と追及していました。まったくそうですね。町の担当は「第一義的にうちに譲渡をと交渉中」と答弁していました。町の自由にならない町のキャラクター!?
ミックンはふるさと大使として芸能事務所…おっと間違い、制作会社から派遣されている〝少年タレント〟でした。こんな例、他市町でもよくあることなのでしょうか。町にはぜひ、著作権取得に頑張ってほしい。そして晴れて町民になった暁には町民こぞってお祝いしましょう。