雨上がりで、自宅下の赤路の硬い土がジットリと軟らかくなりました。

 早速、気になっていた通行を妨害するタケノコ除去を思い立ち、孫とスコップ、鍬を手に作業に着手しました。緑の葉先が覗いた、まだ若いタケノコを孫が手鍬で掘り出します。私は30センチを越えるタケノコを3本、スコップで掘り出しました。

 孫の見つけたまだ若く柔らかい小さなタケノコには、アリの集団が張り付いていました。孫が自宅に走り、蟻退治のエアゾールを持ってきて掘った跡の土に吹き付けました。先日の草取りでも孫が〝蟻地獄〟を一掃。今回もタケノコの〝蟻帝国〟をせん滅したようです。

 大きな竹林は、真夏に涼風に揺れて涼やかな風景を見せてくれますが、近くで見ると、やはり自然の姿は力に満ちて荒っぽい。容赦なく人の生活空間にも侵入します。(と言っても、もともとは自然のものですが…)。

 コロナウィルス感染症の拡大で窮屈な日常を強いられています。孫も、テレビと勉強の後の、母親との買い物、私とのボール遊びといった外での活動が楽しいようです。こんなタケノコ堀りも、願ってもない運動の機会です。次は花の種まきです。