恋と愛の歌で塗り込まれた歌謡界。労働は消えてしまった。
恋なんてできる生活ではないにもかかわらず、歌謡界からバックミュージックが流されて恋の真似事をそそのかせれ、屈辱をなめるといった世間だ。
今の世の中、「労働と人生」が分離している。「この仕事に一生をかける」といった生き方はダサい。そもそもが低賃金、非正規ばやりで、人生の賭けようがない。とりあえず、生活費のたしにするために、この職場にいるだけーといった様。
うた、歌謡は人生の希望、願いの発露だ。非正規、ブラックに、そんな大切なもの賭けることはできないだろう。
新しい時代の歌謡よ、出でよ!