交通渋滞
どこに行こうにも、何も動かない。
脇道にそれたくても、隣の車線に移る事も出来ない。
この道を選んだ俺が悪いのか。
空を見上げても、汚れた空がやけに近いだけ。
指摘されて、胸ポケットにしまっていたものに気付いて、
全く新しいフィルターでもう一度その世界を見てみると…
取り囲まれたと思っていた渋滞は、
偏見という、つまらないただの幻惑で、
そこが、日常によって築きあげた
鉄筋コンクリートの一畳一間の自分だけの個室だということに気付いた。
この道を選んだのは間違いじゃない。
そう信じて車を走らせれば、
果てしなく広がった、夜空の星の滑走路に、いつか辿り着くだろう。
脇道にそれたくても、隣の車線に移る事も出来ない。
この道を選んだ俺が悪いのか。
空を見上げても、汚れた空がやけに近いだけ。
指摘されて、胸ポケットにしまっていたものに気付いて、
全く新しいフィルターでもう一度その世界を見てみると…
取り囲まれたと思っていた渋滞は、
偏見という、つまらないただの幻惑で、
そこが、日常によって築きあげた
鉄筋コンクリートの一畳一間の自分だけの個室だということに気付いた。
この道を選んだのは間違いじゃない。
そう信じて車を走らせれば、
果てしなく広がった、夜空の星の滑走路に、いつか辿り着くだろう。