大企業や公務員、それに準じた公共団体や社会福祉事業団などは年齢とともに給料が上がる仕組みを維持しています。
ただ、年齢が上がったからと言って利益を生む社員になるとも限りません。
特に公務員や福祉は収入が限られているのにそれを維持するのには何らかの犠牲が出てきます。それが給料と雇用期間が制限された「制限フルタイム職員(非正規職員)」の存在です。制限フルタイム職員は必死で働いてもそれに見合った待遇は得られません。また、失敗したり抗議をしたりしたら即契約解除なんかもありえます。
年功序列職員はそういった人の犠牲の下「マイホーム、子供を大学に行かせる」などの夢を叶えてきました。彼らには罪悪感なんてほとんどありません。あまつさえ、高年齢継続雇用などで年金もらえるまで組織にしがみつこうという有り様です。
「生きているということが一番輝いているんだ」と今人気の本(鉄拳がイラストを書いている本です)は言っています。それも一理あります。しかし、年功序列職員のために抑制されて努力しても認められない生き方でいいのでしょうか。