「仕事辞めてどうするの?」

「・・・とりあえず・・・ヨーロッパ周ってきます(小声)」

 

HEY!YO!

なにかしないといけないのかYO!

 

もうこれは呪いのフレーズ(その1)ですね。

聞き方が感じ悪くないっすか?

「どうするの?」

これはね~マジで呪いでしたねぇ。

自分が悪いことしたみたいな感じの気持ちになってくる。

ムキー!!あなたに関係ないでしょうが!とは言えず。

なんか宿題忘れた子みたいにもじもじと弁解をすることに。

 

ちなみに呪いのフレーズ2は「せっかくのキャリアがもったいない」です。

そして年配の方々からは「老後が大変よ」が続きます。

「こんなにお金もらえる仕事はないよ」と。

あははは,その分税金もがっつりとられてたけどね。

 

老後の心配するほど今を生きれてないんすよ~。

目の前の今を生きたいと思うのです。

 

だって30日も旅行に行かせてくれないじゃん(泣)

20年後も旅行ができる保障なんてないじゃん。

今、自分を優先させるってそんなに悪いことかなぁ。

 

 

はたと,気づく。

ああ,これがいわゆる『他人軸』なのかと。

人が言う価値観が正しいと思っちゃう。

自分がやりたいと思ったことよりも,他者の言葉に従おうとしてしまう。

他人軸の言葉は不安しか与えてくれませんでした。

 

仕事辞めることが公表になって,それを知った友達が「お疲れ!おめでとう!会」を開いてくれました。

ありがたいことです。

その言葉にすがりたくなる自分がいる。

「ね!ね!間違ってないよね!?」

お前はいくつだ。

良いか悪いか自分で決めろよってね。

 

全く未練がないわけじゃない。

とても素敵な仕事だったから。

想いは揺れるよね。

でも自分に聞いてみる。

この仕事をもう1年したいかしたくないか

どっちなんだい?

『したくなーーーーーーーーい!』

あんなに仕事好きだったのにねぇ。

 

1年かけて準備しただけあって,退職はなかなか壮大なプロジェクトでした。

実際に仕事を辞めて新しい発見が心に浮かんできました。

「あ、本当に辞められるんだ」

まさに新世界。

 

そして記念すべき4月21日の朝便に乗った時も思いました。

「あ、マジでヨーロッパ行けるんだ」

行けるのよぉ~!

予約ボタンぽちっとするだけなのよぉ~!

パワーーー!!!