どうも半年ぶりの更新らしいです。


記事更新の理由は最寄駅(東横線)で相鉄線の車両を見てテンション上がったから……じゃないですね。

先週、赤いアメーバとしては初めて地域向けのイベント「第1回 とれいんすぺーす」を開催しました。今回はその報告です。

赤アメの活動報告の割に公式でもないのにガッツリ文章書きますが気楽に読んでください。

でも第12回の書かないと実は結構分からないんじゃないかと思うんですよね。


さて、今回お借りしたお部屋はサイズ80㎡ほど、定員は60人強と、8月に開催した第12回とれいんわーるど(以下「とれわる」)で使用した西公会堂第1会議室には及びませんが、過去のとれわるで使用した菅刈住区センター第5・6会議室や大岡山西住区センター第2~4会議室、同レクリエーションホールに比べると少々広めのお部屋。とれわるほどの来場者を見込んでいたわけではありませんが、小さな子どもとその保護者をメインターゲットとする以上、1家族複数人での来場が想定されるためある程度広めの部屋を借りていました。


そんな部屋で設営をすべく集合時間に集まった赤アメメンバー、僅か3名!少々遅れてきた1名と、最近多々協力いただいているピッチーさんを合わせても5名という少数精鋭スタイルで設営を始めました。

手続きを済ませ、車2台にぎっしり積まれた資材を部屋に入れていくと「思っていたより広い」との声が。そうですよだって広いもの。

資材を全て部屋に入れ終わると、事前の打ち合わせでの注意事項を改めて確認した上で、机の配置に取りかかります。前回とれわるの反省を生かし、スタッフスペースを中心に机の配置をおおよそ事前に決めていたこともあり、机の配置はスムーズに完了しました。


さて、ここからが問題です。今回は立体中心の島と平面中心の島の大きく2つに分け、そこを第12回で新たに投入された斜長橋で渡す計画にしていました。

ところが設営開始直後、

「高架駅のプレートと橋脚はありますけど駅無くないですか?」

にはじまり、

「斜長橋必要だった?持ってきてないわ」

という真っ青な状況が浮かび上がってきます。

後者はもちろんですが、既製品主体でというコンセプトの中で見映えの良い高架駅がないのもダメージは当然大きいため、どちらも持ち主が取りに一度戻ることに。これで設営は3人、果たして3時間ほどで設営は終わるのか!!


3人とはいうものの、2つの島を同時並行で進めているため、実質的には2人と1人の作業です。

方や平面島では、駅を中心に2つの複線をいかに組み合わせていくかを考えながら進め、一方立体島ではコツコツと雛壇を形成していきます。が、平面島はその長さ(広さ)ゆえに、立体島ではその高さゆえに進捗は鈍く、40分ほどしたのち4人に戻ってもなお制限時間がクリア出来るかといった状況で1時間半が経過しました。

そんなとき颯爽とあらわれたのが今回の救世主1人目の暇神くん(受験生)です。トミカタウンのスペシャリストの一人であり、とれわるを重ねていく度に成長している彼の力を得たことで、トミカタウンが完成し、立体島も橋脚の供給が早くなったことでようやく状況が改善されてきました。


設営も進んでいきますが、時間も進んでいきます。

製作者が「斜長橋の組み方忘れた」などとぬかしたり、赤アメ恒例の瀬戸大橋を組み込む場所を模索したり、ひたすら橋脚を積み上げたりしていくうちに気づけば12時を過ぎていました。しかし未だに完成しない雛壇周り。概ね完成した平面島に方向指示レールを組み込み、全員で立体島の設営に取り組みます。

車両を置くための立体車庫を裏で作り、使わなかった資材を片付け、ほぼ全てのレールが繋がり、お客様を迎える準備が出来たのは開場直前のことでした。


こうした経緯、紆余曲折を経ながらレイアウトは完成しました。

ところで、こんな少人数設営はこの規模と設営時間を考えるとどう考えても一般的なものでもありませんので、これを基準と考えないで頂きたく存じます。

赤アメも本来はこの倍以上の人数がいるはずですので、次回のとれわるではその力が発揮できればと思っています。


さて開場……といきたいところですが、設営が延びに延びたことで、我々には別の問題がありました。そう、昼食です。

しかし時間は既に13時目前。開場するための最低限の人数を確保するため、一部メンバーが買い出しの軽食という形で決着をつけました。

13時ちょうど、買い出し組の出発と同時に部屋を開けました。最初の15分くらいは親子一組と女性二人組がいらしたくらいでのんびり広々とした空間が広がっていました。

それからしばらくして、この日の救世主2人目が現れます。とーよこさん(受験生)です。 とーよこさんはこの後たくさんのお客様がいらっしゃるなかで大奮闘を繰り広げます。


さて、そろそろ完成したレイアウトの話もしましょう。

入口から見た全体像はこんな感じです。

入ってすぐに単線複線合わせた鉄橋の雛壇、自動乗換駅を軸とした小さなエンドレス、裏側には立体車庫といった立体島を手前側に持ってきました。
高さのある雛壇は奥にあっても見栄えがするのですが、平面島の方が走行レーンが長く走らせる子どもが滞留しやすいと考えたこと、手前に雛壇があることのインパクトの強さを考えてこういう配置になっています。

お次はその奥の平面島……の前に、斜長橋。
第12回とれわるの記事で紹介しておくべきだったのですが、記事をまだ書いていないのでここで軽く紹介。
メンバーのぷらぽけさんが3Dプリンターで製作したもので、内部に長い金属板を通すことで長い距離の橋渡しをすることが出来る構造になっています。
片付けの際に思ったより耐久値が怪しいことが見えていましたが次回の出番はあるのか。

製作の様子は以下の動画から。

ぷらぽけさんの動画にはこの記事で度々あがっている第12回とれいんわーるどについての動画もありますので、良かったら見てください。

さて、話を戻して平面島。
高架と地平の二つの複線を軸に、瀬戸大橋、高架駅、トミカタウン、小さな車庫、さらには独立したモノレールのレイアウトといった形で広げています。

車庫は本線とは独立した形で、とれわるではお馴染みの3D製ポイントを採用しています。(省スペース化のため)

手前側の高架駅区画。
高架側は2面4線で待避が出来る駅になっています。
地平は2面2線の形状ですが、高架の下の線路にホームがあったかなかったかは来場者の皆様にしか分かりません。

その裏にひっそり見えたモノレールの駅風。
そこそこの距離を一周するモノレールはなかなか作る/見ることはないので新鮮でした。

裏側の駅+トミカタウンの区画。
二つの駅の間に道路が通っている感じもなかなかいい味をだしています。ロータリーやお店なども並び、限られた幅を最大限活用しています。
今回はターゲットがターゲットなので治安はすこぶるいいです。(ネットでしか伝わらないネタ)


閉場後の写真です。
上と同位置ですが、子どもたちがたくさん遊んでくれたことが良く分かりますね。

改めて全景。
車庫の配置が変わっている……?
レイアウトの起伏、交差といった要素の部分はあまり取り入れられませんでしたが、とにかく広さを重視したレイアウトとしては及第点くらいではあったのではないでしょうか。 

片付けはコンテナで資材別管理をしていることでの効率化や、開場中に遠方からいらしてくださった赤アメメンバーの良き隣人といったポジションのまりんさんのお手伝い、そしてメンバーの慣れもあり1時間ちょっとであっさりと終わりました。集合写真の撮影や軽い歓談もしつつ、閉場から2時間後の19時には完全撤収となりました。

さて、最初こそぽつりぽつりとお客様がいらっしゃる程度でしたが、少しずつお客様が増え初め、友達家族がいる様子が伺えるなど近所での口コミの効果を感じました。何度も入れ替わりがありながら、最終的には赤アメ主催イベントの中では過去最多となる80名近くにご来場いただきました。最後まで皆様に楽しんでいただき、親御さんからもまた開催することがあれば是非参加したいとの声も届いており、ありがたい限りです。

赤アメとしての総意というわけではありませんが、メンバーの中でもやりがい、達成感を感じた部分が多々あったこと、またやりたいと考えているメンバーがいることも事実ですので、どこかの機会に次回「第2回 とれいんすぺーす」を開催出来たらなと考えているところです。

次回のイベントは通例ならば3月に第13回とれいんわーるどを開催することになりそうです。
とれいんすぺーすとはまた少しテイストの違うイベントですが、足を運んでいただければまた違った面白さを提供できると思っています。こちらもよろしくお願いします。

改めまして、「第1回とれいんすぺーす」にご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

以上で今回の記事は終わりです。