それでも、生きてゆく#07
「いいのよ、幸せになりたいって思っていいのよ。
あなただって、洋貴だって、絶対に幸せになれないわけじゃないのよ。
なるために、なるためにあなたと洋貴で考えるの。」
「私と洋貴さんで?」
「二人で考えるの、お互いの幸せを。
洋貴はあなたが幸せになる方法を。あなたは洋貴が幸せになる方法を。」
「あの、私、洋貴さんに、靴と靴下を買ってあげたいです。」
「え?」
「洋貴さんいつもかかと踏んで歩いてるし、靴下もなんか変な色のばっかり履いてて。
ああ、あと、あのご飯とかも作ってあげたいです。
洋貴さんって、何の食べ物が好きなんですか?」
「洋貴?、、あは、冷凍みかんかな。」
「あは、作りがいないですね。」
「ありがとう。洋貴のことそんな風に思ってくれて。
双葉ちゃんは洋貴に何してほしい?」
「いや、なにも、ないです。ないです。」
「なくはないでしょ。」
「いや、、ないです。」
「、、じゃあ閉まっておいて。閉まっておいて、洋貴のこと信じてあげて。」
「はい。」
この洋貴の母と双葉のシーンは、今まで洋貴と双葉の仲を応援している人にとっては、
たまらなく素敵なシーンになったと思う。
かかとを踏んでいたかどうかは気づかなかったけれど、
黄色の靴下は目立ちますよね。
5話だったかな?バイト代で何買うんですか?と洋貴が双葉に質問したとき。
洋貴が洋服とか買ったらどうです?と提案しました。
双葉は、え!変ですか?と自分の着ている襟つきの紺色の小花柄のワンピースを見つめました。
今日、東京に行ったんですけど、俺達みたいのいなかったですよ。と洋貴が言う。
とか、
双葉が真剣にスプーン曲げができるようになりたいと話していると、呆れてラーメンをすすりだす洋貴。
ラーメンのびますよ、と言う。
すると、女の子が夢の話をしている時にラーメンがのびるとか言う男の人モテないですよと双葉が言う。
別にモテたいと思ってないんで。と洋貴が言う。
こういうやり取りが見ていてすごく惹かれるものがありました。
だから、先週のこのシーンすごく好きだった。
そして、もうひとつ。
7話はけんちゃんの闇の部分に触れる回でしたね。
なんだろう、人が金魚に見えるとか、充実感を金魚鉢の中の水量で表すとか、
そういうアート思考な考え方は独特で繊細なんだろうなと思う。
共感はできないけど、辛いんだろうなと苦労は伝わってきた。
予告を見る限り、小野武彦さんをキャスティングした意味が、
まさか健二を責める方向で出てくるとは思わなかった。
そして、段田さんはどう出てくるのだろうか。
今夜の放送も楽しみです。