川の近くに家を建てると・・・ | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 川の近くの地価は多少安いことがあるが、注意が必要だ。

 

 ・川沿いの土地は湿気が多く、建物の内部にカビや腐食が発生することがあるので、換気。防湿対策が必要になる。従ってこの分だけのコストが余計に掛かる。

 

 

 ・川沿いの土地は地盤が緩い場合があり、液状化のリスクがある。液状化は砂地盤で発生しやすく、砂に地下水が入って来ると地面が揺らされ、沈下や水溢れが起こる。従って地盤改良を行うべきであり、それだけコストが掛かる。なお砂は水分の問題がなければ、問題はないことを書いておこう。

 

 ・湿気が多いと、虫が発生しやすい。また河川敷自体、草ぼうぼうのこともあるので、虫が移動してくるリスクもある。山際に住むと虫が多いのと同じ理屈だ。

 

 ・増水時の音。まあ、個人差もあるだろうが、気になる人は水の鈍い音には不安を感じるだろう。

 

 ・洪水の可能性。最も怖いのは川の水が敷地に押し寄せて来ることだ。滅多にないものの、過去の履歴を役所で調べると50年に1回ぐらいの頻度で起きていたりする。原状回復に費用が掛かるだけでなく、浸水被害を受けると通常の市場価格の2,3割は低下する。直接被害を受けなくても、風評被害で価格がマイナスになるであろう。

 

 

 

 

 災害が起きると皆怖がるのだが、いつの間にか忘れられて、普通に建築されている。やはり自分が直接経験しないと分からないのであろうか。