郊外商業地の最有効使用判定 | 猫好きのブログ

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 郊外のA地区の幹線沿いの事務所、店舗を業種別に調べてみた。全部で58件。なおネット地図に付き、テナントビルの中身が確認できないものを除外している。

 

 細分化すると分かりずらいのでグループ分けしてみよう。

 

 

・医療、健康関連(医院4、調剤薬局3、歯科3、リラクゼーション2、整骨院1、ディサービス)14件。24%。

・自動車関連(ガソリンスタンド4、自動車整備3、中古車3、ディーラー2、レンタカー1)13件。22%。

・日常消費関連(コンビニ3、スーパー3、ドラッグストア1)7件。12%。

 

 

 上位3群で全体の58%を占めている。医療・健康関連が24%と多いですね。自動車関連も22%とかなりウエイトが高い。幹線道路沿いで自動車交通量が多く、地価が比較的低いからでしょうね。

 

 それに対し日常消費関連(食品、雑貨)は12%と低い。小規模事業者は既に消滅しており、大手に集約されていることが分かる。

 

 飲食店は僅か4件しかなかった。これは地図に店名が掲載されていないからだと思われるが、少なくても外食チエーンのような店はあまり進出していないことは言える。思うに他地区のロードサイド商業地域に顧客が流出しているからであろう。この辺りの人は車を使うので、美味しいモノを食べるために数キロ先でも足を延ばすのだろう。

 

 営業所(事務所を含む)は6件しかなかった。自宅を事務所にする自営業者を除き、事務所需要が乏しいのだろう。

 

 このように考えると、郊外商業地の最有効使用建物をある程度絞り込むことができる。まず日常商品関連群だが、既存店との棲み分けが可能かの検討が必要だ。これらが強力であれば出店すると閉店に追い込まれる可能性がある。

 

 次に自動車関連だが、これらの業種の建物は汎用性の低いものが多く、再現性に難がある。例えばカーディーラーだが、近年の新設は減少傾向にある。他方、中古車、レンタカーの店舗は増加傾向にあり、商品・サービスの需要にも着目する必要があるだろう。

 

 医療・健康関連は今後更に増加するであろう。また家族葬、高齢者向け生活サービスも有望かもしれない。

 

 

 

 

<データ>

・営業所×6

・医院×4

・ガソリンスタンド×4

自動車整備×3

・コンビニ×3

・調剤薬局×3

・スーパー×3

・中古車×3

・歯科×3

・金融機関×2

・不動産屋×2

・自動車ディラー×2

・飲食チエーン×2

・リラクゼーション×2

・飲食店×2

・貴金属

・携帯ショップ

・リサイクルショップ

・床屋

・書店

・整骨院

・カードショップ

・デイサービス

・レンタカー

・建設屋

・ドラッグストア

・保険代理店

・葬儀場

・建設機械レンタル