企業のFC加盟 | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 FCというと脱サラした会社員が夫婦でコンビニを始めるイメージがあるが、実際は地元の企業が加盟していることが多い。

 

 誰でも知っている全国チエーンかと思いきや地元の会社が多角化してやっている等。分野は飲食業(マクドナルト、モスバーガー、コメダ珈琲店等)、小売業(コンビニ、車買取店、100円ショップ、書店など)、サービス業(フィットネスジム、ハウスクリーニング、学習塾、美容サロン、床屋、デイサービス等)。

 

 既にある企業が行う訳だから、一気に何店舗も出したりしていて、個人経営者に比べると規模が大きい。また中小企業だけでなく、大企業が加盟店になることもある。例えば私鉄が自社の沿線の駅構内に大手コンビニの店をFCで出すなど。一等地で明らかに儲かる訳だから、スペースを賃貸するよりも自社でやった方がいいということだろう。

 

 ちなみに「洋服の青山」店舗の一角にダイソーが入っていることがあるが、あれはFCではなく、販売代理契約だそうだ。アパレル不況により閉鎖する店舗や余剰スペースを使ってダイソーを出店している。運営管理は青山商事と大創産業が合弁で設立した株式会社青五(せいご)が行っている。

 

 奇妙な社名だが、きっと青山商事創業者である青山五郎から採ったのだろう。株主は青山側65%、大創産業35%で合弁とは言え、青山商事の子会社になっている。全国102店舗あり、ダイソー&アオヤマ 100YEN PLAZAの名前で営業している。

 

 FCとは違うのは、販売代行であるから青山側は売れ残りリスクがないということ、大創も出資しているということ(FCでは本部は加盟店に原則として出資しない)。大創も株主である以上、簡単に撤退出来ないですね。こうした契約が出来るのは青山にそれだけ力があるからであろう。

 

 とは言え、大手同士、青山は来店頻度を上げるためにはダイソーの力が必要で、ダイソーもロードサイドの好立地に出店できるメリットもあり、利害関係が一致している。