旭川女子高生殺人事件 その8 | 猫好きのブログ

猫好きのブログ

資格試験とその応用

 内田容疑者は女子高生を置き去りにしてきたとし、殺害を否認している。従って警察が証拠を固めなけば容疑者を刑務所に送れない。

 

 事件の内容を考えると自白しても10年以内の懲役刑で済むとは思えず、内田容疑者には自白するメリットに乏しく、開き直って殺人罪の無罪を主張するということだろう。

 

 だが拉致に加わった16歳の男女二人と「舎弟」のA子(19歳)から供述を取れれば、一転することになる。

 

 16歳の二人は途中で帰ったことになっているし、警察も殺人の容疑から外している。どうも解せない。現場は市内中心部から13キロも離れている。車を持っていない二人がどうやって帰るというのだ。誰かに迎えに来てもらうとすれば、迎えに来た人も参考人ということで警察が引っ張るはずなのに、そういう人物は今のところ出ていない。

 

 内田容疑者は若い二人に凄惨な現場を見せたくなかったとか、犯罪に加わらせたくなかったという理解もできない。寧ろ、彼女は自分の力を配下の者に誇示したがるのではないか。

 

 防犯カメラがないので殺害した証拠はないが、だからといって無罪ということはないだろう。それが通じるなら、上野宝島夫妻殺害事件の逮捕者は皆、無罪になってしまう。直接の証拠がなくても、当事者の証言、目撃や防犯カメラに映った当事者の映像などが裏付けになるはずだ。

 

 逆に言うと当事者以外が殺すか被害者が自殺するだけの合理的な理由がない限り、当事者が最も怪しいということだ。

 

 某youtuberが不思議な説を出している。

 

 被害者は内田容疑者の顔写真を使ったエロコラ画像をネットで販売していて、50万円を稼いでいたところ、内田容疑者の後輩がそれを見つけ、容疑者が儲けの内、10万円を寄こせば手打ちにすると言ったとのこと。だがpaypayで送金できなかったことに容疑者は腹を立てて、さらったというのだ。

 

 youtuberには視聴者から色々な情報が届く。だからマスコミが入手していない情報も集まるのだが、反面、裏付けの取れない情報も多く、真に受けるのは危険だ。

 

 そもそも内田容疑者の顔のエロコラ画像で50万円も稼げるだろうか?只のコラでですよ。常識的に考えてあり得ない。

 

 他方、メディアはSNSの画像を被害者が盗用したトラブルと報じているが、内田容疑者はネットに自分の顔写真をバラまいているのに、10万よこせと言いがかりをつけたのはちょっと気になる。被害者が支払いに応じたり、待ち合わせ場所に行ったこともだ。地元の人間でもないのに脅しに簡単に応じているところを見ると、端に顔写真の無断盗用だけでもないような気がするので、話が歪曲されてエロコラ画像の無断販売ということになったのかもしれない。

 

 情報が少ないと多義的な解釈が生まれ、真相とずれていく可能性があるため、飛びつくのは危険だ。警察は遺体が上がって早い時期に逮捕に動いているので、ある程度情報をもっているであろう。小出しに出していくことはよくあるではないか。警察の発表を待ちたい。