旭川女子高生殺人事件 その5 | 猫好きのブログ

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 追加情報。集英社オンラインより。

 

 主犯格と一緒に逮捕された19歳のA子は殺害の当日、アルバイト先のスナックで普通に働いていた。突然、暴れ出したり、お金でトラブルが多かったり、色々あったようだ。

 

 主犯格の21歳の内田容疑者については、母親が3.6街の店でホステスをしていて、娘である内田容疑者を店に連れて来ることがあった。普通の「職場訪問」と違うのは、小学生でありながら店で飲酒をしていたということだ。

 

 母親は放置。自然と年上のお兄さんや大人たちと交流を持つようになった。そして中学、高校時代では街で見かけた女の子にいちゃもんを付けたりしていた。

 

 同学年の子達は離れてしまい、上の世代とつるんでいたりしていたそうだ。目上に対しては礼儀正しい。これはありがちだ。同世代の子とはだめだが、上の人は可愛がってもらえるので意外と上手く付き合える。

 

 以前は1回数万円取られるぼったくりスナックに勤めていた。店のママは彼女の母親と仲が良かった。

 

 記事を読んだ感じでは、A子も内田容疑者も心に闇を抱え、孤独感をもっているように思った。だから生き方が刹那的になるのだろう。

 

 確かに見た目はケバイ格好をし、同世代の人間なら怖がって近づかなかったであろう。歩くと道を開けてもらえるヤクザのような優越感は寂しさの裏返し、tiktokの動画投稿は承認欲求であろう。だからと言ってそれが殺人と直接結びつくものではないが、土壌が出来ている。

 

 土によって咲く花が限定されるため、犯罪リスクが高まるのだ(必要条件)。これに直接的な事象が偶然起きると、事件化する(必要十分条件)。

 

 内田容疑者は自分の容姿の見え方を非常に気にしており、自分が可愛くないと思った写真をSNSで使われたことがきっかけだと言ってるそうだが、はっきりしたことは分からない。

 

 計画的殺害というよりも、被害者が逃げて暴行を加えたため、暴行・監禁で逮捕されることを恐れて、証拠隠滅のために殺してしまったのだと思う。

 

 防犯カメラの付いていない場所を選び、人が浮かんでこない自殺の名所に行き、、被害者の服を近くに置いたことより、際だっだ悪質さがあることから、内田容疑者については懲役10年とか12年程度で済まないだろう。20~30年、いや無期懲役になる可能性だってある。

 

 A子の方は名前が公表されていないの。確か重大犯罪だと10代でも公表できたはずだが、警察は容疑を更に固めてから公表するのであろうか。

 

 他に16歳2人がいるが、彼らは少年刑務所になるだろう。うーん。年齢だけで区切ると刑罰に相当の差がありますね。

 

 20年以上前の東京で起きたトーヨーボウル事件(暴走族の関東連合が敵対チームのメンバーと誤認して無関係の人を殺した事件)でも10代のメンバーは少年院に入ったが、彼らはその後、勢力を拡大し、海老蔵殴打事件、クラブ誤認殺人事件を起こして世の中を騒然とさせるのである。