広島県甘日市内にあるショッピングセンターで5月30日昼過ぎに強盗があった。
場所はフードコートだ。この時間帯には大勢の客がいたはずだが、38歳の男が22歳の女性の背中にナイフを突きつけて5000円を奪った。男は他の客に出ていけと言って追い出した。
一歩間違えると大量殺戮になりかねなかった。「無敵の人」がいると今までの常識が通じなくなる。まさか大勢の人のいるフードコートでそんなことが起きるなど誰も想像していなかったに違いない。
でも犯人から見ると隙だらけだ。背中をフードコートは座席が背中合わせなので、食事をしていると後ろの人に気が付きにくい。
とはいえ、合理的な犯人ならば全方位から接近できるフードコートは立て籠もりに向いておらず、警官隊に一斉に飛び掛かれると防ぐことができないと考えるはずだ。
開放性が安全性を担保しているはずが、それを逆手に取られた。犯人が逃げることを考えなければ犯行をしやすいのだ。
でも本当に金品目的だろうか？犯人は72000円を所持していたというし、仮に金品が目的なら万引きの方が簡単だし、捕まっても書類送検までされることは少ない。
衝動的なものなのか？