アメリカでビッグマック2700円 | 猫好きのブログ

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 戦争、天候不順、お金のばら撒き等によりインフレが世界中で進んでいる。

 

 アメリカではビッグマックが2700円に達した。一家4人でビックマックを食べに行くと1万円超えますね。

 

 アメリカの有名ファストフードのレッドロブスターは倒産したとのこと。値上げすると客は逃げ、据え置くと赤字になる。価格転嫁力のあるかローコスト化できるかできないと行き詰るということだろう。

 

 近隣のマックを見ると、それほど客が減ったようには思えない。これはマックが他店に比べると未だ安いので、格下げ需要が流入しているということだろうか。

 

 都心部のマックに行くと学校帰りの高校生が多い。一見賑わっているのだが、よく見ると一杯120円のコーヒーだけとか、ハンバーガーとコーヒーのみとか、明らかに客単価が低い。しかも友達たちと長く滞在するから、回転数が上がらない。

 

 先日、セールでチキンナゲット15ピースを買ったが、490円だった。以前は390円だったので100円上がっていた。定価は710円。3割引きということだが、割安感がないし、味にも飽きてしまったので、もう買うことはないだろう。指がべとつかない点ではスーパーのナゲットよりは良いとは思うが、ただそれだけのこと。

 

 

 日本ではマックはおやつのようなものだが、アメリカでは低所得者の主食の面がある。だからマックの値上げは彼らにとって深刻のようだ。

 

 アメリカ人が脂ぎった物が好きというのは昔のイメージで近年は日本人以上にヘルシーな生活をしている人が多いのだが、まともな食費を負担できない家庭では、ポテトチップスやハンバーガー、お菓子を食べていることがある。貧困化が進む日本では未だそこまで行っていないが、いずれはそうなるかもしれない。

 

 ビッグマック2700円というと貧困者でなくてもかなり高いが、ロスやサンフランシスコ付近では最低賃金はこれぐらいなので、日本で言うと1000円とか1100円ぐらいの感覚かもしれない。

 

 ニュージーランドではビッグマックは1500円でやはり最低賃金も1500円なので同じだ。ちなみに日本でビックマックを買うと750円なので、日本の方が寧ろ割安で、今後更に上がり、1000円ぐらいになるかもしれない。

 

 

 *参考

 

 1年前のyoutubu動画にてアメリカでビックマックセットを頼んだ日本人がいたが、その時は

 

 1746円であった。なお当時の為替レートは1ドル136円なので、今のレートに直すと1995円となる。単純計算してビックマックセットのドルベースの価格は35%アップしている。

 

 但し、アメリカでマクドナルドの価格は地域によって異なる設定が付されているため、地域が異なると単純に比較は出来ない。残念ながら、TVのニュースもユーチューバーの注文した店もどこの地域なのか表示がないので、数値で比較できない。

 

 ニュースの方は敢えて大都市の繁華街のマックの値段をアメリカの代表例のように見せて物価の高騰を印象づけているかもしれない。