つばさの党の支持者は意外といますよ | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 先日までメディアでは諸派としか報じていなかったが、選挙が終わってからつばさの党と報じられることになり、実名での知名度が高まった。

 

 それまで一般人には存在すら殆ど知られていなかったのだが、指導者の黒川敦彦氏のyoutubeのチャンネル登録者数は25万人いる。

 

 元々20万人ほどいたし、街宣をみても80人程度が参加している。彼らはネットという空間に支持基盤を置いているので、今の時代に閉塞感を持っている人の一部が賛同する。

 

 黒川氏のチャンネルは陰謀論(ロスチャイルド等のユダヤ資本が世界を牛耳っているというトンデモ説)を解説するのがメインだったのだが(講談社α文庫で著作を出している)、立花孝志氏のNHK党に合流してから過激性を増していった。

 

 最近は金回りが良いようで、大口金主(スポンサー)が付いたらしい。またHPを見ると、投資家から資金を集め、不動産投資をして配当するというビジネスを行っているようだ。具体的な説明がないので詳細は不明だ。恐らくネットでの支持者が資金源なのだろう。

 

 

 彼らが創価学会や統一教会への反対街宣活動をやっていたのを知っていたが、まさか国政選挙で同じようなことをするとは思わなかった。

 

 黒川氏はガーシーが当選したことを目の前で見ており、悪名は無名に勝ることを学んだのであろう。だから過激な活動をすることで、世の中の不満分子からの支持を広げ、ポピュリズム政党として国政に進出を狙っているのではないだろうか。

 

 彼らは動機さえ正しければ許されるという価値観を持っているだろうが、今後も同じ行為をする者が現れることを危惧する人が増えると、正当な表現の自由にも大きな制約が課せられる可能性が出てくる。役人は悪意がなくても規制をしたがるものだ。ましては国民の声が上がると一気に動き出しやすい。

 

 そちらの方がずっと怖いと思う。