ぽつんと一軒家に相次いで強盗 | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 以前からTV局関係者で危惧されていたようだ。

 

 TVスタッフが家に行くルートから撮影しているし、家の人の家族構成・ライフスタイルを紹介しているからだ。

 

 とはいえ、強盗のアイディアと実行は別だ。アイディアが浮かんでも実行となると、犯罪の決断の他に様々なテクニックが必要となるので、大抵の人は生活苦でもそこまでやらない。きっとノウハウについては、犯罪コミユニティが提供したのであろう。

 

 それにしてもリスクの高い犯罪だ。振込詐欺の場合は、名簿屋が確度の高い情報を持ち、ターゲットを絞り込むが、今回のような強盗だと相手の所持金が分からない。

 

 普通、家には多額の現金を置いていないであろうから、犯人はキャッシュカードを奪った。でも利用停止されると使えなくなるし、ATMの機械の前で顔を撮影されるかもしれない。

 

 それに仮に数百万円の預金がある人でも日常使う口座には多額の資金を入れないはずだ。カードを落とすと大変なことになりますからね(恐らく被害者は自分の財布に入ったカードを渡しているはず)。

 

 このように考えると犯罪のリターンはリスクに見合わないはずなのだが、実際に犯罪が起きていることから、単なる損得計算で起るはずがないと想定すること自体が間違っているかもしれない。

 

 お金がない人の焦り、その場限りの単純な物欲といった別の要因も考慮すべきであろう。