栃木県那須死体遺棄事件 続続篇 | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 事件に使われた車を貸したとして出頭し、逮捕された平山容疑者。彼は3歳年上の佐々木容疑者に指示されたと言ったが、佐々木容疑者のこれまでの情報を見ると、頭を使う役とは思えない。更に上がいることであろう。

 

 佐々木容疑者は元々福岡市の中州で働いていたが、一旗揚げるために上京したそうだ。その後はよく分からないが、事件日の一昨日まで上野の通称「宝ロード」で客引きをしていた。

 

 本人の供述によれば、上から何か運搬することを指示されていたが、途中で殺害を行うと気が付いたそうである。裏社会が相手だと秘密を知った後に断ることが出来なかったのかもしれない。

 

 出頭してきた平山容疑者が佐々木容疑者から受け取ったのは1000万円。佐々木容疑者は上から受け取った報酬をそのまま渡し、自分は1円の利益も得ていないという。

 

 ただ沖縄で逮捕された時、彼は現金300万円を所持していた。上京してからそれほど経っていない佐々木容疑者にとっては不自然な金額である。彼は知人から50万円を借りて上京したが、その後、踏み倒していることから、元々お金があったようには思えない。中抜きしたと考えるべきであろう。

 

 平山容疑者は更に仕事を20歳の知り合い2人に頼み、自分が実行犯になることを避けた。佐々木・平山両両義者共に直接関与しなければ、捕まっても重罪とならないと考えたのであろうか?

 

 だがルフィー事件のように遠隔操作であっても重罪は免れないことを考えると甘すぎる。

 

 

 ところでニュースでも報じられているが、殺害には別の人物の関与も予想される。それは宝島夫婦を呼び出す役である。

 

 20歳の実行犯2人ではそれは無理だ。宝島夫婦は夜に新規テナント物件を探しに行っていた。その後に空き家に行き、そこで殺されたか怪我を負わされた訳だが、夫婦の動きを知っている者でないと誘導できない。

 

 飲食店のオーナーが夜中に物件を見に行くこと自体は珍しくない。その後、別の物件も見ませんかと言われたのだろうか?

 

 とすれば簡単に不動産業者を特定できるのだが、その場合、簡単に足が付いてしまい、もっと複雑な仕掛けがあるはずだ。

 

 兎も角、何等かの口実で宝島夫妻を空き家に呼び出し、そこで例の20歳コンビが暴行を加えた。

 

 とはいえ、2対2だと相手も抵抗するから簡単にいかないはずだ。別動隊も加わっていたのではないか。そして20歳コンビだけで栃木県那須に運んだ。

 

 何故、あんな目立つ場所で遺体を焼いたのかは分からない。犯人も半ばパニック状態でまともな判断が出来なくなっていたのではないか?