何故職場でケツバットを自由に出来るのか? | 猫好きのブログ

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ライン引き業務を個人で請け負い着服、部下に「ケツバット」「殺すぞ」…40代職員を懲戒免職 (msn.com)

 

 

 県のスポーツ事業団と言うと、実質的には公務員と変わらない。こういう組織で暴力が常態化していた。

 

 加害者は40代の係長。いい年したおっさん、しかも役職者が子供のようなことをしているのに誰も注意しなかった。

 

 でも全然、不思議ではない。上がこの係長に現場を丸投げしていたからであろう。具体的な勤務地が出ていなかったので想像になるのだが、例えば係長は公園管理事務所のような場所の責任者で、上司はたまにしか来ないとか。

 

 係長の部下は殺すぞと言われて普段、暴力を振るわれているので怖くて課長に相談できない。課長も現場を知らないから強く言えない。

 

 その結果、係長のマイルールがまかり通り、係長の気分を損ねるとケツバットの刑を受けるというわけだ。

 

 これほどの暴力はなくても、現場の暴走はよくある話ですよ。管理職が1年で変わるため、管理職は職制上偉くても、現場を把握できない。人間関係が構築されていないから、部下も上司も制度的な関係のまま。

 

 他方、10年以上のベテラン中堅層は隅々まで把握していて現場を仕切っている。殿である課長は直接課員を動かす力が無い為、家老である係長に丸投げにする。そうしてバカ殿と藩政を壟断する悪家老と同じ構図になってしまうのである。

 

 普通はもっと巧妙にやるものですよ。係長のおっさんはそういう思考力がないため、感情の赴くままに行動していたので、いつかは発覚する運命にあったに過ぎない。暴力だけでなく、着服まで勝手に判断してやっていた。

 

 この程度の男でも(準)公務員になれるのですよ。無能だから昇進なんて殆どしない。恐らくばれないで過ごしたとしても50代でやっと課長補佐が上限のはずだったろう。同じ職場に長くいるとバカになるのですよ。専門家でもなんでもない。井の中の蛙だから他所で使えず、異動しないだけ。

 

  ま、懲戒解雇とのことなので、バイトから第2の人生やり直してください。年金支給まで後20年あるでしょうから。因みに懲戒解雇だと退職金はゼロです。

 

*余計なお節介かもしれませんが、公務員になれたからといって一生安泰、勝ち組なんて思わない方がいいですよ。役所といっても市街地から離れた場所に出先が沢山あるので、昇進の目が無くなり、ひねくれた年配職員がケツバットで貴方を待ち構えているかもしれないので、ご注意のこと。