松下幸之助語録 | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 経営の神様と言われた松下幸之助。

 

 黒字化のコツは何かと尋ねられると松下幸之助は、

 

 君、儲かるまでやめないことですよ と言ったそうだ。

 

 

 ところで1989年、バブル期に日経平均は38,915円に達した。その後は、長い下落に入り、19年後の2009年には一時6,994円を付けた。何と82%の下落である。

 

 だがひたすら耐えた人のみ報われた。2024年3月3日に40,300円を付けたのだ。35年振りの最高値更新。+3.6%。

 

 1989年に30歳の人が日経平均に1000万円投資し、損切りせず保有を続けると、退職時の65歳時に36万円の利益が出たことになる。1年平均に均すと約1万円の利益。利回り0.1%だ。

 

 恐らく9割以上の人が途中で投げ売りしたことであろう。-損失確定金額が500万とか700万になった人も多かったに違いない。それに比べ、松下語録を信じた人は利益を出したのだ。

 

 とは言え、頂点を付けてから日経平均は下がり気味で、3/13の終値で38696円になっている。未だ保有しているのであれば、再びマイナスに転じたことになる。

 

 将来、日経平均は7万円、いや10万円行くだろうと予測するアナリストはいるが、この投資家の寿命を迎えるまでに達成するだろうか?

 

 恐らく寿命の方が先に尽きるに違いない。欲を持ちすぎると、トルストイの寓話小説「人にはどれほどの土地がいるか」の結末のようになりますよ。

 

 日没まで到達できた土地を与えると言われて必死に走り、広大な土地を手に入れた農夫。しかし彼は疲労で倒れ、その場で息を引き取った。結局、彼にとって必要だった土地は、彼の墓を作る為の6フィート(1.8m)の長さだけだったというオチでした。