士業別満足度 | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 2023年にCSニュースが行った調査。

 

 これは8士業について、士業に関する内容が含まれる10万ツイートを対象にAIが分析し、仕事の満足度を定量化したものである。士業の人達の本音が反映されているとみてよいだろう。

 

 

司法書士 59.4%
弁理士 56.1%
税理士 53.5%
行政書士 53.2%
土地家屋調査士 53.2%
海事代理士 48.7%
弁護士 47.9%
社会保険労務士 46.8%

 

 

 

 意外なことに人気の弁護士、社労士のスコアは低い。顧客との関係や競争が激しいことによるストレスが高い仕事なのかもしれない。某弁護士は僕に我々は感情労働者ですから接客業と変わりませんと言っていた。

 

 司法書士、弁理士のスコアが高いのは手続き的・技術的側面が強く、自分のペースで行えることがあるからか?

 

 ネットで底辺のように言われる行政書士はそれほど低くない。税理士・行政書士・土地家屋調査士はほぼ一列に並んでいるので、実質3位である。

 

 満足度は職業特性と本人の性格との相性にもよると思う。例えば書士と付く資格は書類の形式を整えることが最重要なので、事務職に適性があることが前提となる。事務が苦手な人が資格を取れば、満足度は低いだろう。

 

 弁護士も同じ。論争を好む人でないと相手に(時としては素人にも)押し切られて頼りなく見られてしまう。法律家は権利主張という喧嘩をするのが職業なのだ。