北勢線 狭小電車 | 猫好きのブログ

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 三重県の桑名市といなべ市を結ぶナロー(幅の狭い)電車。

 

 桑名市は名古屋から最も早い快速電車で僅か20分と近い(通常は30~40分)。大都市近郊にこういう電車が残っていたとは驚きだ。

 

 

 桑名駅の直ぐ近くにある西桑名駅からいなべ市の阿下喜駅まで20キロの区間を結んでいる。開業は1914年で100年以上の歴史がある。かつては日本中にあったナロー(軽便)鉄道だが、今では3箇所しか残っていない。

 

 近鉄が赤字で廃止を打ち出したが、周辺自治体の尽力で近くに路線を持っている2003年に三岐鉄道に移管された。線路地を自治体が買い取り、車両は無償譲渡された。

 

 補助金を受けながら運営しているが、3年更新のため、打ち切られる可能性がある。2003年に比べると乗車人数は2割以上増えていて健闘しているようだ。

 

 観光資源になりそうだが、実際の利用者は通勤、通学者が多く、重要な社会インフラとなっている。このような施設は黒字を続けることが難しいものだ。コンパクトシティ成功例で取り上げられる富山市のライトレールも補助金を受けているし、昨年開業した宇都宮市のライトレールでも運賃収入10億円に対して、経費は15億円と5億円の赤字が見込まれている。人口50万都市ですら黒字化は難しいのだ。

 

 この動画を見ると、電車はかなり揺れていることが分かる。カーブが多いのか?山に向かうため、傾斜があるのか?

 

 特急でも窓際に置いたペットボトルはこれほど揺れることはない。恐らく地元の人達は慣れているのであろうが、初めて乗った人はびっくりすると思う。