自称桐島容疑者 続編 | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 桐島容疑者の属していた東アジア反日武装戦線という組織を調べてみた。

 

 3つの小グループの連合体で、中央組織は存在せず、リーダー達の合議で運営されていた。

 

 各グループのメンバー間の繋がりはない。

 

 全体の人数は不明だが、30人を超えることはないだろう。

 

 一般市民や学生として生活し、既存左翼や労働運動にも参加していない。

 

 鉄の規律や綱領はなかった。

 

 国家よりも大企業を敵視しており、連続爆破事件を起こしていた。

 

 主要なメンバーは既に逮捕、収監されている。

 

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 以上より、組織は自然消滅していた可能性が高い。支援者も殆どいなかったであろうことから、(自称)桐島容疑者が語ったように自力で生活していたと考えるべきであろう。

 

 70歳でも働いていたということは、年金に加入していなかったためであろう。

 

 今回、入院したのも道端で倒れて、誰かが病院に連れて行ったとのことで、入院した時には末期のガンになっていたことになる。そういうことがなければ、忘れ去れたまま死亡していただろう。

 

 健康保険証を持たずに生きていくことは非常に厳しいはずだ。50年間もどうしていたのだろうか?

 

 その間、一度も病気にならないことはあり得ない。保険証を持っていない人が他人の保険証を借りて病院に行くという話を聞いたことがあるが、自称桐島容疑者もそうしたのだろうか。

 

 保険証に顔写真が付いているわけでないので、年齢が近ければ恐らくばれないだろうが、絶対大丈夫とは限らない。

 

  発覚すると、詐欺罪(医療費のだまし取り)、公文書偽造罪(保険証も公文書)に問われる。貸した方も詐欺の教唆、ほう助の罪に問われるので、普通は他人に保険証を貸すことはない。但しそういう知識のない人が気軽に貸すことが考えられる。

 

 ま、そこまでリスクを取らなくても自費診療は可能なので、逃亡中の者も病院に行っていたと考えられる。

 

  警察が病院で自称桐島容疑者と面会した時、若いときの顔と全く違っていて困惑したとの記事があった。これでは周辺の人も気付かなかったはずだ。