テーマパークダンスの世界 | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 ディズニーパークダンサーの競争倍率は100~150倍だという。

 

 年に1回、数十名ほど募集する。大変な難関だ。調べてみるとテーマパークダンスの専門学校、レッスンスクールは結構ある。ダンス経験者が募集条件なので、志願者はこういうスクールでダンスを学んでいるのだろう。

 

 課題曲を掛けて踊ったシーンを動画に取り、所定の事項をフォーマットに記入して応募する。なお、身長は高すぎても低すぎてもだめ。プロポーションの良い方が有利。

 

 一次審査の次は二次審査だ。こちらは面接官の前で実際に演技を行う。基本パターン(型)が幾つもあり、複数の型を組み合わせて如何に自己表現できるかがポイントだ。つまり基本を踏まえた応用技術が最低条件ということだ。アートの世界は厳しい。

 

 だがこれだけの難関を突破しても身分は非正規社員(1年契約、更新制)で時給制だ。しかもデビュー前に数か月の訓練を受け、適性がないと判定されると契約終了となる。そうしてようやくデビューだ。

 

 ディズニーパークのダンサーの人数は約1000人だそうだ。とすれば外部補充率5%ぐらいと推定される。

 

 ディズニーダンサーで年を取った人を見かけないので、新陳代謝は激しいと考えられる。それにしては外部補充が少ない。これは一般スタッフをやりながらダンサーを目指している人を対象に内部補充しているのであろう。

 

 いずれにしても厳しい世界だ。スポーツ選手も30代になると体力的に厳しいくなり、引退が見えてくるのと似ている。人生80年といっても花を咲かせる期間は短いということだ。