浪漫飛行 | 東京夜時

東京夜時

宇都宮秀男によるコラム。月木更新。

ナチュパラに「太田さん」という新メンバーが6月から加入した。

といっても、10年前に僕がインテリジェンスという会社で
営業をやっていたときのアシスタントである。

当時、彼女がアシスタントになってくれたことで
営業成績がすごく伸びた。

まさに僕にとって勝利の女神なのである。

そして10年経った今、こうしてナチュパラで
一緒に仕事ができるのがとてつもなく嬉しい。

朝から太田さんに振り込み手続きや源泉納付などの
事務作業の引き継ぎを行った。

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そして恒例のチームMTG。

みんなのそれぞれの学びを持ち寄って、シェアして、
トップクリエイターを目指して行く姿勢がたまらなくワクワクする。

これからは映像クリエイター向けの
勉強会もどんどんやっていくつもりだ。

7月はVRとカラーグレーディングの勉強会をやる予定。
ナチュパラの仕事に関わる仲間も誘って、
どんどん学びを深めていきたい。

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その後、大手町でクライアントさんと打ち合わせした。
香取のアニメーション企画案を気に入ってくれた。

昨夜ずっと二人で煮詰めていたところからのブレイクスルー。

「うちの代表が、映像を頼むなら、
 宇都宮がいい、宇都宮がいいって、ずっと言ってたんだけど、
 今日その理由がわかった気がする」と言われた。

嬉しかった。僕の勝利じゃなくて、香取の勝利だ。

そして終わった後、ナレーション収録の立会いへ。

TBS系列『情熱大陸』ナレーターの窪田等さん。
僕が独立した当初からずっとお仕事をさせていただいている。
とても長い付き合いだ。

そして僕は彼から映像づくりを教えて貰ったといっても過言ではない。
「伝わる映像」づくりのノウハウを惜しみなく伝授してくれる窪田さん。

ナレーション原稿を読み上げるだけの仕事ではなく、
言い回しの提案もしてくれるし、間の取り方もリクエストしてくる。
だから「一緒に映像をつくっている感」がある。
ナチュパラにとって仕事のパートナーでもあり、恩師のような人でもある。

毎回、気づきや学びがある。
窪田さん自身も、あれだけの大御所ながら
「毎回、こちらも発見があって楽しい」と言ってくださる。
頭が上がらない。

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そして大阪入り。

カプセルホテルよりちょっと広めな
「ファーストキャビン」というところに泊まってみた。

1泊4900円。



確かにカプセルホテルみたく鍵つきではない。
雰囲気的には漫画喫茶の豪華版という感じもする。



中に入ってみると、まぁ可もなく不可もなく。



ホテルと思うと物足りないが、
「飛行機のファーストクラスをイメージした」というコンセプトをきくと、
たしかに飛行機のファーストクラスよりは十分広いし快適かなと思える。
何と比べるかで満足度は大きく変わるものだ。



そして飯もそこそこに、仕事、仕事。
深夜1時を超えて、お客さんとチャット・・・。
ありがたい、というか申し訳ない・・・。

さらにそれを受けて編集スタッフの野崎さんが徹夜で編集。
申し訳ない、というかありがたい・・・。


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今日、新幹線のなかでふと思った。

今、natural Paradoxという旅をしているんだなと。
つまり東京夜時は旅日記なんだなと。

ファーストクラスのようなカプセルホテルで
その旅日記を書いていると、浪漫飛行が聴きたくなる。