目に見えない「水」って知ってますか?

 

それは、「バーチャルウォーター(仮想水)」と言われています。

 

食料を輸入している国(消費国)が、もしその輸入食料を自分の国で生産した場合、どのくらいの水が必要になるかを推定した数字です。

 

これは、1990年代にロンドン大学のアンソニー・アラン名誉教授が紹介したものです。

 

例えば、

ハンバーガー1つに使われるバーチャルウォーター量
 
ここでは、シンプルなハンバーガーを想定してください。
 
ハンバーガーに使われる水は999リットル
=500mlのペットボトル×2000本分相当です!
 
内訳は、
 
牛肉100%のパテ1枚分約45gは、927リットル
=ペットボトル×1854本
 
具材を挟むバンズ45gでは、72リットル
=ペットボトル×144本
 
たった一つのハンバーガーに、これだけの水が必要とされているんです。
 
「食べきれないから捨てちゃおう」
 
仮に半分捨てることになった場合は、約500リットルの水を捨てていることになります。
 
資源は有限です。
 
日本の食品の大半は輸入に頼っています。
 
食品を輸入に頼っているということは、それだけ水を輸入していることと同じなんです。
 
日本だけでなく、世界では渇水、干ばつなどで苦しんでいる人たちがたくさんいます。
 
安いからと多めに買って廃棄処分してしまった方もいると思います。
 
もちろん私も経験があります。
 
これからは、少しでも食品ロスを減らし、世界の水を守っていきませんか?
 
廃棄をなくすことでも、節水できるのではないでしょうか?
 
今回は食品に対しての「バーチャルウォーター(仮想水)」について書きました。
 
次回は工業製品について書こうと思います。