江戸の死刑場といえば、東海道沿いの鈴ヶ森、日光街道沿いの小塚原刑場、中山道沿いの板橋刑場の3つが有名かと思われますが、家から1番近いのが鈴ヶ森なので見に行ってみました。第一京浜沿い(=昔の東海道)にあって、駅だと大森海岸と立会川の中間地点にあります。ちなみに街道沿いに刑場が作られたのは、江戸に入る人たちへの警告もあったのだとか。

 

という鈴ヶ森刑場遺跡です。碑が立っております。

 

別角度からどうぞ。1651年に江戸幕府によって設けられたそうです。しながわ百景の1つです。

 

こちらのほうが読みやすそうですね。文章はこっちのほうが内容が深いです。丸橋忠弥、天一坊、白井権八(立て看板では平井権八)、八百屋お七、白木屋お駒など歌舞伎等にも登場する有名な人々も処刑されたとされています。

 

少し引きで。後で細かく見ていきますが、墓石や首を洗ったとされる井戸等々、結構生々しいものが幾つも残されています。

 

右が火炙台。八百屋お七はここで生きたまま焼かれたのだとか。怖い…。左は磔台で、丸橋忠弥(慶安の変の首謀者)は下部の穴に角材を指してそこに吊るされ、刺し殺されたのだとか。ちなみにどちらも道路増設の際に少し場所を移動しているそうです。

 

読みづらいと思うのでアップにしました。

 

磔代のほうもどうぞ。

 

火炙り代は下が丸いです。

 

磔台は四角い。

 

鯉塚もありました。

 

こちらが首洗いの井戸です。落とした首を洗う場所ですね。

 
もうちょっとひきで。井戸はその当時の場所のままのようです。

 

向こう側に大きなマンションが見えるギャップがなかなかですね。

 

別角度もどうぞ。

刑場跡の隣には鈴森山 大経寺があります。史跡自体、大経寺の境内にあたるそうです。

 

気軽な気持ちで見に行って、思ったより生々しくて驚きました。身近なところに色んなものがあるものですね。