マーケット概況
ついに、ドル円が120円を突破しました。
昨夜の米国雇用統計結果発表前に、期待感から、
徐々にドル円が上値を切り上げ、120円を突破し、雇用統計結果発表直後に、
良好な結果を確認して、跳ねあがりました。
結果、金曜日の終値で、121円50銭程度まで円安ドル高が進行しています。
ドル円上昇の理由の一つとしては、良好な雇用統計の結果を受けて、
利上げ早期化懸念から、米長期金利が跳ねあがったことにあります。
これを受けて、ダウ平均、S&P500、NASDAQといった米株は、下落するのかと思われましたが、
結果的には、若干の上昇で引けています。
ドル円の上昇と堅調な米株価推移受けて、
日経平均株価は、CME(シカゴマーカンタイル取引所)の終値で、
18,075円と、18,000円の大台を突破するに至っております。
為替
中長期的に、日米のファンダメンタルズの相対差異から、円安ドル高が進むと考えていました。
① 米経済の独り勝ち&利上げが近い → ドル高
② 日銀異次元緩和 → 円安
したがって、ドル円はFXで、外貨預金替わりに、長期運用をしていたため、
結果、現時点で、1ドル121.5円まで、円安ドル高が進行し、
資産額は、口座に差入れた証拠金額の3倍以上まで、増加しています。
しかし、超長期運用をしている豪ドルフランは、豪ドルが弱く、まだまだ含み損の状態です。
豪ドルは、対ドルで、豪ドルドルが、かなり売り込まれており、下値0.8ドルを目指す展開です。
豪ドルは一部利下げ観測もあり、豪の景気が回復し、利上げが実施されるころまで、
キャリートレードは控えた方が良さそうです。
また、ユーロフランが、スイ銀介入下限の
1.20付近
まで、接近しているため、以前あったフランの暴騰に対してもヘッジ対応しておく必要がでてきました。
豪ドルフラン買、フラン円買の、ロング&ロングの合成豪ドル円ポジションで、
しばらく様子見をしようかと思います。
日経平均先物、オプション、VI
きのうの夜間相場で、あれよあれよという間に、18,000円を突破しました。
来週月曜日は、18,000円超えからスタートしそうです。
日本国債格下げや、過度な円安による景気停滞懸念もありますが、
投資家は、まだまだ日経平均株価とドル円相場が相関すると考えているようです。
まだ、円安、株安、債券安(=債券金利高)
のトリプル安状態に転換するまでに、至っていないようなので、ひとまず安心。
消費増税延期でも、何の問題も起こりませんでした。
日経平均VIは、25%超と、
あいかわらず、ボラテリティーが、高い相場が続いています。
10月の暴落相場と、11月の黒田バズーカによる暴騰相場で、
先物&オプション運用は、守りに入ってしまい、ヘッジに明け暮れていたため、
収支トントンの状態が続いていましたが、
この10月11月の暴落&暴騰期間は、めったにない、チャレンジングな運用環境でしたので、
運用データをすべて洗い出して分析とシミュレーションを行い、運用方法を大幅に改善しました。
現在、12月14日の選挙結果が出るまでは、ポジション量を減らして、
この改善された運用方法で、様子見をしながら試運用をしているところですが、
改善の効果もあってか、12月限(がつぎり)の先物&オプションの運用成績は、いまのところ順調です。
さて、来週は、日経平均先物メジャーSQです。
なんとか、あと1週間、無事に乗り切りることができればと考えています。