インプライドボラテリティーの計算 | まつ☆ まつ☆ オープンカフェ

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取引所が取引時間の拡大を断念




証券取引所が、取引時間の拡大を断念したそうです。



取引時間が拡大されれば、

それだけ、日本の金融市場に対する海外からの利用や注目度も高くなるため、

非常に残念なことだと思います。


おそらく、夜間や24時間取引となると、オンライン証券による取引が中心となるため、

対面営業の証券会社の業務を縮小せざるを得なくなるといった事情があり、

業界からの反対が出たのではないかと考えられます。



個人的には、


米国のグローベックスのような、オンライン専用の取引所で、

まず、先物オプション取引だけでも、24時間対応を希望したいところです。


FXの世界では、24時間取引なんて、あたり前ですよね。

日本の証券業界も、この経営環境の変化に、素早く対応するべきだと思います。


ストップロスを設定したり、システムトレードをする場合、

24時間取引可能なほうが、投資家にとって有利であることは明らかですから。







RSS(リアルタイムスプレッドシート)の利用とIVデータ




最近、日経オプション取引のモニタリングとシミュレーションをするために、

RSS(リアルタイムスプレッドシート)の利用を開始しました。


既存のオプションの損益シミュレーション用に自分で作成したエクセルシートに接続し、

リアルタイムで、損益チャートの確認とシミュレーションができるようになりました。



非常に便利になったのですが、1点問題点があります。



日経オプションの夜間相場では、取引が閑散としているため、

証券会社のシステムから、IV(インプライドボラテリティー)のデータが、正しく取れないということです。



実際、証券会社の口座を比較してみると、

私の保有している証券会社のオプション口座のグリークスが、

証券会社ごとにすべて異なる値が表示されていることに気づきました。


これらの違いは、それほど大きな差はないので、計算方法の違いによる誤差なのだろうと思います。



しかし、


流動性の関係からか、インザマネーのIVは、明らかに、突然、大きすぎたり、小さすぎたりする

変な値が表示されてしまいます。



これは、私自身が、リアルタイムで、損益シミュレーショングラフを見ながら確認しているため、

時々、損益シミュレーショングラフの形状が、突然変形してしまうことから、わかるわけです。



そこで、そういう場合は、プットコールパリティーを利用して、

同一権利行使価格の反対側(プットであればコール側)のインザマネーの取引気配価格から、

アウトオブザマネーの取引価格を逆算して、この価格から、IVを計算することにしています。



この作業で、IVを算出するために、

ブラックショールズ式の非線型方程式の解を求めるための、収束計算を行います。


このため、エクセルのソルバーか、ゴールシークを利用する必要がありますので、

どうしても、すべてリアルタイムで、損益シミュレーションができるわけではない

といった状況が発生しています。



ソルバーかゴールシークの手順を自動化してしまえば、

完全に、リアルタイムで、オプションのポートフォリオ損益シミュレーションが利用できるのですが、

何分、エクセルVBAマクロの使い方が、よくわかっていないため、悩ましいところです。



時間があれば、この部分の自動化に、取り組んでみようかと思っています。




p.s.


経営大学院では、ケース分析で、ビジネス上の問題を発見し、

モデル化してシミュレーション分析をする際、

エクセルのソルバーやゴールシークをよく使っていたので慣れているのですが、

これの自動化となると、話は別ですね。


IRR(内部収益率)の計算は、収束計算が関数で準備されているのですが、

なんかいい方法はないでしょうかね?