お盆から、夏枯れ相場が続いているようですが、
日経平均、S&P500ともに、上昇相場が続いております。
そろそろ、マーケットの夏休みも終わりでしょうか?
今晩も、ジャクソンホールで、FRBイエレン議長の講演がありましたが、
目新しい内容はなく、米インフレ率が、2%と適正水準でしたので、
まだまだ、米の低金利は、しばらく継続しそうです。
イエレン議長の講演内容を受けて、ドル円は、一時的に、上げで反応しましたが、
ハト派の内容に反応し、米国債長期金利と共に、すぐに、下げに転じています。
どうやら、
最近、日米金利差に連動せず、ドル円が下がらないのは、政府系の、ゆうちょやかんぽ生命資金等が、外債購入に向かっているとの話ですので、これが主要因ではないかと考えています。
つまり、
株価と為替とも、政府による間接的な市場介入相場だと考えています。
これは、仕手株と一緒で、一時的には、買い支えで、上がるのかもしれませんが、
その後、経済の実態が伴ってこなければ、どこかで、大きく調整が入る可能性があります。
したがって、常に、下げ方向には、注意をしておこうと考えています。
現に、今年の1月末は、消費増税による消費者態度指数の悪化により、
かなり大きな調整下落が入りました。
今後とも、日本特有のジェットコースター相場は覚悟しておきたいところです。
ところで、
GPIFや、ゆうちょ、かんぽの運用方法の変更ばかりがクローズアップされていて、
経済成長戦略のポイントが、いまだに、よく見えてきません。
いずれにしても、
株価や為替は、経済ファンダメンタルズの期待や結果を映す鏡なわけですから、
経済成長がなければ、いくら買い支えても、のれんに腕押しで、
無駄になってしまう可能性が、高いのではないかと考えています。
以前、民主党政権時代に、円高を是正するために、政府は、為替介入を行ったのですが、
政府が、どれだけ円を売っても、円高は是正されませんでしたよね。
結果の側を操作してもだめで、原因の側を是正する必要があるのは、明らかです。
まずは、だれにも簡単に理解できる方法で、
日本経済の真の問題点を指摘し、これに対して、具体的な解決策を提示する必要があるのでしょう。
金融緩和や財政出動は、一時的な効果しかありませんし、財政悪化がさらに深刻化してしまいます。
本質的な解決策は、将来にわたって、持続的に経済が成長するしくみを考え出して、構築するしかないのです。
これは、過去の例や、既存の政策を踏襲するだけでは、無理なので、
全く新しい経済政策、つまり、政策や政府のイノベーションが必要となるのでしょう。
また、経済成長が、政府の税収を増やすための最優先の方策であって、消費増税ではないはずです。
効果の高い経済成長戦略提示に、期待したいところです。
p.s.
今年は、花火の写真に挑戦してみました。
さすが、デジタル時代の一眼レフカメラは、しっかりと撮影できますね。
しばらく、花火写真シリーズとして、ブログでアップしていきたいと思います。