ぱすぽ☆のCDの売り上げが、1stシングル「少女飛行」(初登場オリコンウィークリー1位 女性グループとしてオリコン史上初)、2ndシングル「ViVi夏」(オリコンウィークリー3位)ともに、発売初週の販売枚数が約4万枚超と、販売枚数、約4万枚の壁に直面しています。
理由として、みんなでつくるアイドル、会えるアイドルというセグメントの中で、ぱすぽ☆のガールズ・ロックユニットという新規性の高いサービス形態の市場拡大が、現在、キャズムにあり、これをブレイクスルーすることが、できていないのではないか?ということが、仮説として挙げられます。
個人的には、この仮説が正しいとすると、マーケティングコミュニケーションの方法を、これまでのファン層だけでなく、アーリーマジョリティーに訴求できる、コミュニケーション方法に転換することが、必要で、これが今後の、ぱすぽ☆のさらなるブレイクスルーの鍵となるのではないだろうかと考えています。(^_-)-☆
解説:キャズム
マーケティングコンサルタントGeoffrey Mooreによると、キャズムとは、新規性の高い製品やサービスが、市場を拡大しようとするときに直面する壁(深い溝)である。
市場には、下記の種類の消費者が存在していて、製品やサービスは、この順序で、マーケットを拡大してゆくということを前提としている。
イノベータ-(2.5%):新規性の高い製品やサービスにすぐに飛びつく革新的使用者 (一般的には、ヲタ)
アーリーアダプター(13.5%):様子をみながら、早期から使用を開始
アーリーマジョリティ(34%):先行者の成功事例を確認してから使用
レイトマジョリティ(34%):みんなが使ってから使う慎重な人々
ラガード(16%):周囲の流行には流されず、最後の最後に、使用を始める人々
このうち、アーリーアダプターから、アーリーマジョリティーへと市場が拡大する過程で、キャズム(深い溝)があり、これを乗り越えることができると、当該製品やサービスが、市場でブレイクするとしている。