ちょっと前の話になりますが、以前にこのブログでもご紹介した羊が好きでコミックスで読んでいた「片喰と黄金」と言うマンガが最終回を迎えてしまいました。
「片喰(かたばみ)」は、葉っぱが少しかまれたように欠けている様子を指すとも言われるようです。
カタバミは、「あなたと共に」と言う花言葉。
黄金はゴールド。
タイトルが物語が進むにつれて最後まで味が出て来ます。
この物語がとても好きでした。
だから羊としては、少し唐突に10巻で終わってしまうのはとても残念でした。
何か大人の事情があるような気もしましたが、作者の方がとても丁寧に時代考証してリアルさを追求してる作品でしたので熱意が伝わって来て好きでした。
ゴールドラッシュの時代、自然と人間の関係性をアメリカ大陸を舞台にとてもわかりやすく細かく丁寧に描いていて、この時代に連れて行ってもらったような気持ちになりました。
羊は、そんな時代の雰囲気が感じられるようなマンガの世界に描かれた主人公のアメリアとコナーのペアが大好きでした。
特にコナーの託身と献身、同時に穏やかで謙虚な気持ちが、不思議と安らぎを与えてくれました。「ありがとうコナー」と言いたいです。
まさに「あなたと共に」、黄金を求めるアメリアに仕えるコナーでしたが、アメリアも黄金を求めつつも共に生きることを大切にしていく存在として「片喰」としての誇りを感じていくストーリー。
2人の旅がとても気になる作品になっていたと思います。
しかし、コミックスとしては事情はわかりませんが、途中で出版社が変わった事もとても残念です。1巻から10巻まで同じ出版社から提供出来ないマンガになってしまいました。
羊としては、後の時代に残したい漫画の1つです。