自然の物は、生まれた時から目にすることが出来るこの世界そのものです。
羊は、自然の風景や木々を見るととても癒されます。
水の流れなども、なんとも言えない安らぎを覚えます。
そして、こうした物や生き物に規則性があったりすると言うのですから、神秘を感じますし、驚きです。
黄金比という比率の事は、とても有名なのでご存知の方も多いはずです。
約 1 対 1.618 の比率が生き物などに隠されているのです。
この比率は、また、美しいと感じさせてくれる比率とも呼ばれています。
以前、羊が棚を作ってもらうリフォームをしたときに、その棚の比率を黄金比にしました。
人間が作るものも、この黄金比を取り入れたり様々な創意工夫が凝らされています。
デザインで特に有名な国はイタリアですが、確かにイタリア製品はブランドの宝庫となっています。
羊も、曲線の使い方、細部へのこだわり、機能性との共存、色や素材による驚きや楽しみ、優れたデザインの製品が多いなと感じます。
本当に必要なものであったり、お気に入りの物で合ったりだけに囲まれて生活する、それを追求するというのは、このデザインへのこだわりを暗に主張しているのかな、と思います。
しかし、その割には日本ではデザインの教育ってされていないように感じるのです。
羊が中学生の時に、美術の先生に「・・・絵がうまいけど、デザイン的な絵になると特に上手だね」と褒めてもらえた事が大きく心に残っています。
なんと、学校教育の中で褒められたのはそれが2回目で最後です。
褒められた事がたったの2回とはかなり寂しい事ですが、デザインという観点の教育は無いに等しかったです。
自分のお気に入りを知ったり、世の中ではどのようなデザイン的な流れがあったのかなど、2時間でも3時間でも教えてほしかったなと思います。
音楽家や芸術家を自分でパトロンとして雇っていたイタリアの歴史と現代の日本とでは、背景が違いすぎるのかも知れません。
羊が特に今一つだなと思ってしまうのが日本の家電製品です。
最近は少しずつデザイン性の高いものが出てきましたが、台所製品から洗濯製品までまだ欧州の製品が圧倒的に品があると思ってしまいます。
掃除機などは、今はスティック型が流行っていますが、置き型のはダクトがチープなイメージがあります。
以下はドイツ製ですが車同様にスマートなデザインです。モフモフ対応版とのこと。
物を見る目を養ってゆく事も必要なのかも知れません。