ヨジジュクガーです。
今日もまた、珠玉の四字熟語を紹介したいと思います。
【今日の四字熟語】
水魚之交(すいぎょのまじわり)
意味: 非常に仲がよい、信頼できる交際。水と魚のように離れることができない親密な間柄。
「兄弟、久しぶりじゃねーか!」
比較的有名な四字熟語ですが、実際に耳にしたことはありません。
「俺たち、マブだちだから」とは言っても、「俺たち、水魚之交だから」とは言わないのです。
仮に言ったとしても、「は?」と聞き返されるのがオチでしょう。
その点、実質的に死語なのかもしれません。
使われなくなった言葉の宿命です。
この「水魚之交」、中国の三国時代、蜀の劉備の言葉とされます。
劉備は三顧の礼で諸葛亮(諸葛孔明)を臣下に迎え入れ、日々に親しく交際するようになりました。
その様子を見て心中穏やかでないのが関羽・張飛といった古参の有力武将たちです。
それを知った劉備は、彼らを諭しました。
「私にとって孔明がいるのは、魚に水があるようなものなのだ。お願いだから、二度とそのようなことは言ってくれるな」
彼らはただちにあらためました。
現代で言えば、上司の寵愛を受ける新人に嫉妬する古参社員といったところでしょうか。
給湯室では「水魚の交わり」の話しで持ちきりとなることでしょう。
そして、「どちらが魚か?」で大いに盛り上がるはずです。
さらに、IKKOさん風に言う「まじわり~」が流行することでしょう。
もしかすると、実際、当時の流行語だったのかもしれません。
どんだけ~!
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