ヨジジュクガーです。
今日もまた、珠玉の四字熟語を紹介したいと思います。
やっぱり50音順はやめます・・・。
【本日の四字熟語】
朝三暮四(ちょうさんぼし)
意味: 目前の利害に捕われて結果が同じになるのを見抜けないこと。また、そのような状態に相手を追い込んで巧妙にだますこと。
「やっぱり、こっちのほうが量が多いわ」
「朝三暮四」は以下の故事に由来します。
中国の春秋時代、宋の国の狙公(そこう)はたくさんの猿を飼っていました。狙公と猿はお互いに信頼し合っていました。
狙公は、家族を追い出してまで猿をかわいがり、欲しがるものは何でも与えたところ、そのうち財産がなくなってしまいました。
困った狙公は仕方なく猿の食事を減らすことにし、猿たちをだますことにしました。
ある朝、狙公は「今日から朝食のドングリを3つに減らそうと思う。その代わり、夜は4つにしよう。」と猿たちに言いました。
それを聞いた猿たちは、「こんなにお腹が減っているのに3つかよ!」と怒り出しました。
それを見た狙公は「わかった、わかった!じゃあ、4つに増やそう。その代わり、夜は3つでいいか?」と言いました。
今のことしか考えられない猿たちは、朝食を増やしてくれた狙公にひれ伏して感謝したのでした。
まさに、猿の浅知恵です。
しかし、「狙公」を会社、「猿」を社員に置き換えるとあら不思議!一気に笑えなくなります。
会社「じゃあ、給料を増やそう。その代り、ボーナスは減額な!」、社員「ヒャッホー!ヾ( ゚∀゚)ノ゙」
そうなのです、猿と同じだったのです!
これはショックです・・・。
しかも、フランスには「朝食は金、昼食は銀、夕食は銅」ということわざがあります。
猿にとっては、朝三暮四より朝四暮三のほうが健康によいのです。
( ゚д゚)ハッ!
もしかすると、猿たちは狙公の健康への配慮に感激したのかもしれません。なかなかの知的生命体です。
一方、社員は健康を害してまで働きながら、収入は減るわけですから救われません。猿以下です。
なるほど、「社畜」と呼ばれる理由が分かった気がします。
これからは謙虚に猿をリスペクトしたいと思います。
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