第６４回ベルリン映画祭で女優賞「銀熊賞」を獲得した黒木華（２３）が１７日、帰国し、成田空港で記者会見を開いた。
【写真】「銀熊賞」のトロフィーを持ち、笑顔の黒木華
銀熊賞のトロフィーを手に会見場に入った黒木は、集まった約３０人の報道陣に囲まれ、フラッシュを浴びて照れ笑いを浮かべた。長時間のフライトを経た後ながら、笑みを絶やさず「まさか自分が女優賞を取れるとは思っていなかった」と話した。そして出演した「小さいおうち」の山田洋次監督（８２）に対し「山田監督が忘れてほしくないと思って撮られた映画を、きちんと評価していただけてうれしい。山田監督がすばらしい映画を撮られて、それが評価されたと思います」と感謝した。
銀熊賞は、日本人では１０年の寺島しのぶ以来４年ぶり４人目の受賞で、２３歳での受賞は、６３年の左幸子さん（３３歳）、７５年の田中絹代さん（６６歳）寺島しのぶ（３７歳）を大きく下回る最年少受賞となった。その感想について聞かれると「おぉっ！！ と思った」と、独特の言い回しで喜びを表現した。
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