東京狭小住宅

東京狭小住宅

無謀にも年収400万円代で建築家と東京に家を建てる。と決めた30代後半元雑誌編集→現WEB編集者による小さなマイホーム購入記録

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ある意味では家を建てること以上に難しいのがこの土地探しである。

以前も書いたが、新居の建築予定地は、ざっくりとしたエリアの候補があるとはいえ、
その場所でなければいけない理由がなかった。

最寄りの駅と歩ける距離か、どうかぐらいなものである。

ただし、人生の大半を過ごす事になる場所であるからこそ、その条件はいいにこしたことはなく、
以下のような項目のもと、探しつづけることになった。

1)土地面積が20坪は欲しい
 土地購入の候補地として考えいた東京都下のこのエリアはいわゆるベッドタウンである。
 用途地域としては第一種低層住居専用地域で、建ぺい率、容積率は40/80がほとんど。
 たしかに駅前、幹線道路沿いを狙えばその限りではないが、当然住環境は悪化する。
 静かで、環境が良い、このエリアという考えでは、頑張ってこの程度は欲しい。

2)道路沿いなど周囲の環境
 子供が小さいので、家を出てすぐに道路となっていたり、通勤時の抜け道のように車の通りが激しい場所 はさけたかった。また、以前住んでいたアパートがすぐそばをバスがとおるとんでもないない場所(夜は静かでよかったのだが)だったので、必要以上にバスどおりなどを警戒していた。

3)駅から歩いて通える
 せめて15分~20分。多少は遠くても仕方がない。この際。しかし、徒歩30分近い場所は、もはや最寄り駅とすら書くのもはばかれるほど遠い。「最寄りの駅なし」とかくべきだ。と思うような物件もあった。仕事の都合上、深夜帰ることも多く、終電でついた駅からとぼとぼと30分も帰るのはさすがにきつい。
電車での30分なら有意義な使い道もあろうが、徒歩での30分は体力づくり以外の活用法はないのである。

4)川の側
 冗談ではないが、以前住んでいたアパートの側に小さな川が流れていた。普段はおとなしいその川も、台風や集中豪雨がくるとその姿はイッペン。濁流と化したその姿をみたとき、恐怖を感じた。さらにあとでしらべたら洪水の危険区域にまんまと入っていたこともわかり、以来、川の側に住むことに警戒するようになった。

いや、もっといえば、いえばいろいろあるのだが、基本的に広さと駅からの近さという、いたって普通の条件なのである。で、探し始めるのだが、これがとうぜん見つからない。

不動産屋に言われたことだが、このあたりで売りに出る土地というのは、所有者である、その土地の方がなんたかの不幸があったとか、移住せざるをえなくなった、とか、けっこうネガティブな理由がない限り、続々と出るものではない。通常ならその所有者の子供たちに相続されたり、二世帯住宅をたてたりするのである。また、僕らが予算的にも検討可能ならこの坪数は、分譲された当初のものよりも小さい。あっても大きな土地を地場の不動産屋と工務店がミニ開発で小分けにしたものがほとんどで、建て売り住宅として売りさばかれる

こうして、嫁を中心としたネット検索での土地探しは永遠とつづくかのようにおもわれた。
まったく、更新が滞り、現実に追いついていないのだが、リアルな進捗は順調であるといえば、ある。

含みを持たせた言い方となっているのは、登記費用の見積もりが重くのしかかっているからだ。

たとえば、住宅展示場で、建物の見積もりをとってみてほしい。
本体工事や付帯工事費の概算は出しても、登記費用を厳密に出してくれるところはすくないはずだ。

現に自分も先輩からいわれた数字を書き連ねていただけだった気がする。

しかし、先日僕のメールに届いた不動産屋からの見積もりはがくぜンとした。

トータル40万。

いや、ゼロにしろとはいわないし、そのおおくが法定の費用であることもわかる。

が、たけーな。

これは土地から購入する、人は注意しなくてはいけないポイントのひとつだと思う。

古屋ありで購入した場合、古屋は取り壊しの際、滅失登記(クルマでもありますね)が必要。その費用5万円。土地の所有権移転登記、土地への抵当権設定、建物の表示登記、交通費などの雑費、

最終的にこれだけで50万超である。

もちろん、自動車買うにも、書類にお金がかかるのはわかるし、司法書士の手間がもろもろかかることもわかるが、なんだかな。特に抵当権設定費用。早い話、ローンの額そのままが抵当として設定されるのだが、
この費用、ローン残高にあわせて変わるらしい。なぜ? 手間一緒じゃネーの? 印紙のお金が高くなることも腑に落ちないが手数料があがるのがもっと解さない。

と、いろいろ矛盾があるなかで、それでも払わざるをえないつらさ。

ただでさえ、要望がかさんでいる現状、一円でも惜しいなかでのこの現実はつらすぎるのである。
シュシュ、サブラ……。
ピンキーも、タイトルも、エスクワイヤもDTPワールドも。
小学5年生、6年生も、

R25も発行ペースを変更。

雑誌を読まない人にとっては、なんでもないことだが、確実に出版不況は歯止めがかかっていない。

実は、ここ数年web業界に活路を見出すべく、出版社にありながら、WEBを担当していた自分がいう
のもナニですが、次々に雑誌が消えていく。

そんななか、縁あってまた雑誌編集をすることになった。
ひさしぶりに、コンビにで東京ウォーカーをみてみる。

こんな情報、ネットで見ればいいじゃん。

そんな雑誌が平気な顔して変わらず書店に並ぶ。
もはやこんなものでは勝負できない。というか、なぜかえることなく今なお続けているのだろう。

まったく同じテーマ、同じネタであっても、そこに独自の切り口があれば、まったく別のモノになる。
大切なのは自分が退屈な本、買いたいと思わない本、を創らないということ。苦しい日々が刻一刻と近づいてきた。