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株の超ウラ技!【Vol.100】
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≪迷いの出るNY市場と上昇波動に入る東京市場≫
NYダウ平均と日経平均株価は、今年に入ってほぼ同じ動きをしてきた。
それが、4月半ば(18日~20日)から、この連動性が薄れている。
この事実は、意外に重要かもしれない。
米国はいま、インフレ懸念と株主還元といった、経済の外部環境と企業の資本政策に注目がいっており、好調な企業業績を反映しづらい環境となりつつある。( ̄Д ̄;;
先週のNYダウの上昇は、雇用統計の発表に伴い開示された、時間当たり賃金の伸びが低かったこと、また、バフェット関連のファンドがアップルの第2位株主に浮上したサプライズによるものだ。
給与の伸びが鈍化してきたことは、金融引締めのペースを遅らせるだろう、という期待を産み、ウォーレンバフェットは、アップルが法人税減税で手にした2690億$を株主還元に回すだろう、と考えていると、投資家は見ている。
アップルの主力商品であるiPhoneの売行きが伸び悩んでいることは、すでに世界中の投資家の常識であり、バフェットがアップルを買う理由は、業績の伸びではなく、株主還元にしか存在しないと言われている。
つまり、NY市場は、いま健康な状態とは言えないかもしれない。
すでに企業業績の向上は株価に織り込みつくしており、ここからは、金融引締めのペースとインフレ回避、そして短期的な株主還元がNY市場を支えているとすれば、この市場の頂点は、ここからそれほど高いところではないかもしれない。
一方で、東京市場は、未だデフレ下にある日本経済の中で、金融的条件が市場に及ぼす影響は限定的だ。
また、海外から強制的に輸入された自社株買いによるROE上昇、という企業価値ロジックが、実は大衆にはウケていない、という現実もある。
この環境の違いが、東京市場が企業業績を株価に反映させる、いわゆる「業績相場」にある理由だ。
東京市場がNY市場と乖離して上昇する、ということはあり得るのか、という疑問もある。(´ε`;)ウーン…
しかし、1990年から1999年までの9年間、東京市場は趨勢として下落し続け、NY市場は上昇し続けた。
つまり、東京とNYは決して連動するわけではないのだ。
今後、米中貿易問題などを巡り、日米の経済事情が異なる、という場面が多く見られるようになる可能性がある。
NY市場には、2008年以降10年間にわたる大幅上昇の疲弊感がある一方、東京市場には、企業業績への期待も含め、まだ出遅れの魅力が大きいだろう。
まずは23000円台への復帰が実現し、その後の高値への期待感が高まると思われる。
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