小説、読みまくり。 | 東京プリン 牧野隆志オフィシャルブログ「ガンと感謝と東京プリン ステージⅣからのスタート」Powered by Ameba

小説、読みまくり。

前回のブログでここ10年の直木賞受賞作品読破を宣言しました。

結構、大変です。

先週は三浦しおんの
「まほろ駅前多田便利軒」を読みました。

2006年の受賞作です。

面白かったぁ。
特に大きな事件とか
謎とか結末への期待感とかもなく
小さな心の動きを淡々と描いています。

とある便利屋に性格の違う人間が入る事で
主人公の考え方や行動に少しずつ
変化が見えてくる。

読み終えたときに
何というか、幸福な気分になれましたねぇ。
ふわっとした感じ。

生きていくためには
ギスギスしなければいけない事は
わかっているのですが
本の中だけでも一瞬でも
ふわっという感覚が持てるのが
幸せに感じました。

今は小池真理子の「恋」を読んでます。

殺人を犯して服役した女が
臨終際に語る真相。

サスペンスと甘い恋愛感情が入り交じっている感じで
これまた面白い。

ただこれは1995年の受賞作品。
間違って読み始めてしまいました。
面白いので最後まで読んでしまおうと思ってます。

あとiPadを買ったのでせっかくなので
日本で初めてiPadで新刊の小説を販売した
京極夏彦さんに敬意を表して
「死ねばいいのに」も購入しました。

タイトルはなんじゃこりゃって感じですがこれまた面白い。
人の心の中に土足でズカズカ入ってきます。

なので今は併行してこの2冊を読んでます。
どちらもここ10年の直木賞受賞作品じゃないのに・・・。

ま、いいけど。