今月はこれを聞け!*1 | 東京プリン 牧野隆志オフィシャルブログ「ガンと感謝と東京プリン ステージⅣからのスタート」Powered by Ameba

今月はこれを聞け!*1

仕事の関係でアーティストに会う機会が多い。
ラジオのゲストに来たりライブで紹介されたり
飲みの場で会ったり。
忙しい時はラジオのゲストだけで
週に10人以上会っていた事もあった。
今でも週に5、6人は必ず会う。
東京に来て7年以上経つので単純計算しても
2000組近く会った事になる。
勿論、テレビにしょっちゅう出ているアーティストも
いれば全く無名の新人、バンドもいる。

その中で売れるアーティストというのはごく僅か。
今年一年でオリコンのシングル200位までに
登場している J-POPアーティストは1000組程度。

ちなみに600枚程度売れれば200位には入る。
一般的に知られるようになるのは少なくとも30位内に入らないと無理だ。
僕らがこういう仕事をやっていて喜びを感じる瞬間は
知られてはいないが最高のアーティストに出会えたときだ。

【tammy】がまさにそうだった。
大阪出身、在住。バツイチで三人の子供を育てながら唄っている。
歌声が最高。まさに浪速のジャニス・ジョップリン。メロディはトレイシー・チャップマンを彷彿させる。
ほとんどが本人の作詞作曲だが2年前にアルバムを出す時にカバー曲を入れようという話になり
山下達郎の「スパークル」が候補にあがった。
許可を得るため達郎さんの事務所に連絡をしたところ、スタッフから「簡単には許可してないです。残念ですが。」
という後ろ向きな返事。しょうがないのでとりあえずデモ録音してダメもとで事務所に送ったところ、
なんと山下達郎本人が聞いてくれたらしく、しかも大絶賛。
ご自身の全国ネットの番組で「今まで僕のカバーをしてくれたアーティストの中で最高のクオリティです。」と
紹介したというエピソードもある。

ちなみにファンサイトで視聴出来ます。
http://www.hirakichi.net/tammy/
ここの「DISCOGRAPHY」から上から三枚目「himawari」の3曲目。

来月ライブが東京であるので見に行くつもりでいる。非常に楽しみだ。
こういう種類のアーティストがオリコンの30位内に入る日が来ればいいのにと強く思った。

$東京プリン 牧野隆志オフィシャルブログ「ガンと感謝と東京プリン ステージⅣからのスタート」Powered by Ameba-20051113