80年代中盤から国内バブルに突入した日本は、その景気をさらに加速させるように90年代へと邁進する。80年代末になると1ドル120円から160円近くまで下落する円安傾向にあった。ところが、東京市場の株価は89年末に日経平均3万8915円という高い数字を叩き出す。
―若杉実著『渋谷系』の第1章“源流を求めて”より
マールチェ・フェホーフ
歴史は繰り返すのだろうか。今から1年前の6月、為替相場は1ドル=102円台で推移していたが、現在は周知のとおり、円安が加速し、先日一時125円台を記録した。昨年の12月11日付ブログ“Shape Your Time”の中で紹介した、12月1日付ツイート「ところで、為替の動向だが・・・ ゴールドマン・サックスは11月21日、2015年末時点のドル/円相場見通しを10円引き上げ、1ドル=130円とした。さらに、2016年末時点で135円、17年末時点で140円になると予想した。」を憶えているだろうか。
為替について、このブログではこれ以上は言及するつもりはないが、何事にせよ、物事が予想通りにうまく進んでいくのは、男女の恋愛にもどこか似ていてとても興味深い。シェイクスピアの言葉を借りれば、そのニュアンスは異なると前置きしておくが、「若さとは、長くは続かぬものだ」に通じるそれであり、最高の状態が永遠に続くわけなどないのも確かだろう。
ところで昨夜、帰宅後に、プラダのプレ・フォール2015の広告に起用されたオランダの若き(10代)スーパーモデル<マールチェ・フェホーフ>ちゃん(写真: 一番上)のツイートを久々に覗いてみた際、
5月1日付ツイート“Back
to the big apple 🍎”の写真が、以前見たそれだと思い、彼女のツイートを過去に遡ってみたのだが、
それは4月21日付ツイート“Spring
in New York
🚲🌸 @
Central Park”の写真と同じようなそれであり、俺は既視感を覚えたのだ。正に、為替の動向にも似た、デジャ・ヴだ。
付け加えると、前回のブログで取り上げたハリウッドスター<ベニチオ・デル・トロ>もかつて、プラダの広告(2012年春夏キャンペーン)に起用されたことがあるが、今年は以前のブログでも取り上げたように、イーサン・ホークが起用されている。
リシャール・ミル
為替の動向、そしてマールチェ・フェホーフのツイートの写真に続いて、デジャ・ヴだったのが、スペイン人プロテニスプレイヤー<ラファエル・ナダル>がアンバサダーを務める高級腕時計<リシャール・ミル>の話題だ。
2012年6月15日付ブログ“Life is a mystery”の中で、当時、テニス全仏オープン男子シングルスの覇者ラファエル・ナダルが大会期間中、宿泊していたパリ市内のホテルから30万ユーロ(約3000万円)の高級腕時計を盗まれた事件について言及したのを憶えているだろうか。そう、盗難に遭った高級腕時計が、他でもないリシャール・ミルのそれだったのだ。
気になるナダルの全仏オープンの試合結果だが、男子シングルス準々決勝において、ノバク・ジョコビッチに3-0(5-7、3-6、1-6)のストレートで完敗した。リシャール・ミルの今回の話題作りに限れば、3年前の事件はさておき、トゥールビヨンという魔法も、巧を奏しなかったようだ。
ジス・イズ・ニューヨーク
2004年に初版が発行されたミロスラフ・サセックの絵本『THIS
IS NEW YORK』が、今年復刻し、先日RTしたばかりなのだが、それは11年前に目にした絵本の表紙であり、それにも俺は既視感を覚えたのだ。以前、ブログで取り上げたアンソニー・ボーディン著『キッチン・コンフィデンシャル』の復刻版に限れば、それは表紙をリニューアルし、別の出版社からの再版だったため、デジャ・ヴとは言えないが、情報過多の現代社会においては、よくある話なのだろう。
ケリー・ローバッハ
ハリウッドの独身貴族<レオナルド・ディカプリオ>の恋愛話にはもう飽きた感は否めないが、夏が近づいてきたとはいえ、リアーナとの恋愛がどうなったのか、俺が知る由もないが、毎年のように耳にする熱愛のそれが今、海外で話題になっているようだ。これもまた、デジャ・ヴなそれなのだろうか(笑)。新しいガールフレンドと言われる24歳のモデル<ケリー・ローバッハ>は、ケリー・マクギリスにキム・ベイシンガーをミックスしたような顔立ちに俺の眼には映ったが、かつての独身貴族<ジョージ・クルーニー>が再婚した今、アメリカではその話題は、彼が結婚するまで尽きないのかもしれない。
フロリダ・ガール<ローレン・マイコラス>
これはデジャ・ヴではないと前置きしておくが、巨人の先発として、フロリダ出身の26歳の投手<マイルズ・マイコラス>が先日、初勝利を収めたが、彼の妻<ローレン>が美人だと日本の一部メディアが報道したのだ。彼女のツイートを見る限り、結婚式のビデオテープもツイッター上で紹介しており、拝見したが、出席者全員がリハーサルしたのかと錯覚に陥るくらいに、映画やミュージック・ビデオを見ているかのように、美しく、完璧に仕上がっていたのは驚きだった。
その他のデジャ・ヴ
カスケイドと虎屋の羊羹
最後になるが、先日、カルヴィン・ハリスとカスケイドのCDが気に入り、俺の自宅から持ち帰ったという後輩から、昨年のブログで何度もオススメしたカスケイドのアルバム“アトモスフィア”と虎屋の羊羹をいただいた。新譜に限れば、持ち帰っていいよ、といつも言っているのだが、私的には気にも留めていなかったのだが、ご丁寧に羊羹まで。
俺が、ピエール・エルメのマカロンをはじめ、フレデリック・カッセルのショコラ、虎屋の羊羹(夜の梅)などなどをお気に入りだと知っていたのだろうが、今回気を遣わせてしまった(笑)。このブログで、過去何度も取り上げた米西海岸のハウスミュージックの雄<カスケイド>に関しては、昨年初開催されたウルトラ・ジャパンでのパフォーマンスが記憶に新しいが、当時、黄昏時に聴いた彼のメランコリックな曲の数々に、気分が高揚したことを未だ鮮明に記憶している。
Have a
nice day!